モヒガンが2023年に韓国カジノプロジェクトを開始予定

モヒガンが2023年に韓国カジノプロジェクトを開始予定

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モヒガンゲーミング&エンターテイメントの社長をつとめるボビー・ソーパー氏は業界ニュースサイト『GGRAsia』の取材に対し、2021年11月に完了した資金調達を受けて、2023年の第4四半期までに韓国でのカジノ計画に本格着手する予定であることを明かしました。

モヒガンゲーミング&エンターテイメントは、アメリカのコネチカット州に本社を置く会社で、複数のカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開発や運営を行っています。施設を開業する地域を一緒に活性化させることを得意としていて、多くのスポーツチームの経営も行っています。

モヒガンゲーミング&エンターテイメントは、韓国における重要な航空拠点・仁川国際空港に、外国人専用のカジノを持ったIR施設『Inspire Entertainment Resort』を開発中で、この施設を巡る一連のプロジェクトについてソーバー氏は「フェーズ1は、2023年の第4四半期に完了する予定ですが、そこには既に重要な統合型リゾートにおける魅力的な機能・設備が備わっています」と語っています。

ソーバー氏の語る「フェーズ1」とは、総客室数1200を数える5つ星ホテルのタワー3棟に加え、外国人専用のカジノ、1万5000席もの大観衆を収容可能なパフォーマンスアリーナを予定しています。さらにコンベンション施設や各種テナント用のスペース、3000人の顧客が収容可能な屋内ウォーターパークがあり、加えて「ファミリーパーク」をテーマにした屋外エリアも含まれているそうです。そうした中でもとりわけ重要なポイントは、同施設専用のエアターミナルの開設で、こちらは民間空港としての運営を予定しているようです。この施設が実現すれば、世界中のVIPが自家用ジェットなどで直接乗り付けることも可能となるようです。

また、この「フェーズ1」の実現のため、モヒガンゲーミング&エンターテイメントは2021年11月下旬にはすでに15億5000万ドルの資金調達を完了させています。ソーパー氏によると、この「フェーズ1」の進行に加え、既に「フェーズ2」の計画に入っていることも明かしています。

アジアの中でも日本に近いカジノ施設となる韓国。今後、日本でもカジノを含むIRを開業していく中でライバルとなるだけに、どういった施設になるのか注目が集まります。