長崎でIR「カジノオーストリア」と3500億円の基本協定

ハウステンボスへの誘致に向けて一歩前進

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長崎県がIRの設置運営事業予定者を『カジノオーストリアインターナショナルジャパン』とすることを正式決定し、8月30日に基本協定を結びました。

これで、佐世保市にあるテーマパークの『ハウステンボス』に誘致を目指すプランが、本格的に稼働することになります。

県が公表したカジノオーストリアインターナショナルジャパンの施設計画では、ハウステンボスの南西側31ヘクタールの敷地を利用。カジノ施設に加えて、12000人以上が入るMICE施設や『ハイアット』関連の宿泊施設などを作る予定となっています。

また、日本の文化を楽しめる施設も既存の建物を使って計画されていて、歌舞伎を中心とした日本の文化を体験することが出来る『ジャパンハウス』も計画に組み込まれています。総事業費は3500億円を予定していて、推定の来訪者は国内外含め年間で840万人を予定しています。

今後は事業計画を元に長崎県が区域整備計画などを作り県議会での議決を経て、2022年4月28日までに国に提出する予定となっています。

カジノオーストリアインターナショナルジャパンとは?

1934年に親会社の『カジノオーストリアAG』がオーストリア政府により設立され、1976年に国有企業として世界進出を目的に創業。35か国、215のカジノと娯楽施設を開設し世界中でIR事業を展開しています。