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【初心者向け】ポーカーのスターティングハンド表についてポジションごとに徹底解説!

表を活用して勝率を上げよう

ポーカーのスターティングハンド表とは? 勝率を大きく左右するツールを詳しく解説
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ポーカーの勝率を大きく左右するツールの1つ「スターティングハンド表」。スターティングハンド表を使用することで、勝率の高いスターティングハンド(プレイヤーに配られる2枚のカード)が分かり、勝率の高いアクションを選択できます。

しかし、スターティングハンド表は複雑な作りになっているため「この場合はどうするの?」「数字や記号がたくさん書いてあって見方が分からない」と、初心者プレイヤーが使いこなすのは少しハードルが高いかもしれません。

そこで、本記事ではスターティングハンド表の使い方について、各ポジションごとに徹底的に解説します。

最後に無料で使えるハンドレンジ表を紹介しているので、本記事で読み方を覚えて有効活用してください!

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ポーカーのスターティングハンド表とは【オープンレイズの場面】

ポーカーのスターティングハンド表とは、スターティングハンドによってどのようなアクションを取れば勝率が高いのかを計算し、表にしたものです。

スターティングハンド表にはいくつかの種類がありますが、今回は「オープンレイズ(自分が1番最初にレイズできるとき)」時について解説します。

また、スターティングハンド表の読み方はポジションによっても異なるので、各ポジションの役割についても知っておきましょう。

ポジションによってアクションが変わる

スターティングハンド表の読み方はポジションによって大きく異なります。

ポーカーではポジションによってプレイする順番が決められており、基本的に後からプレイするほうが有利とされているので、スターティングハンドによるアクションも異なるのです。

そこで「今はどこのポジションのスターティングハンド表を見ればいいのか」を知るために、ポジションの役割や順番などを理解しておきましょう。

ポジションの役割や順番
ポジション位置・順番
SB(スモールブラインド)・プリフロップではBTNの後にアクション
・フロップ以降は1番最初にアクション
・BTNの隣に位置する
BB(ビッグブラインド)・プリフロップは最後にアクション
・フロップ以降はSBの次にアクション
・SBの隣に位置する
UTG(アンダー・ザ・ガン)・プリフロップは1番最初にアクション
・フロップ以降はBBの次にアクション
・BBの隣に位置する
HJ( ハイジャック)・UTGの次にアクション
・UTGの隣、BTNの2個前に位置する
CO(カットオフ)・HJの次にアクション
・BTNの1個前に位置する
BTN(ボタン)・1番最後にアクション
・COの隣に位置する

スターティングハンド表を見る際に、自分は今どこのポジションでどの順番なのかを把握しておきましょう。

ポジションについてさらに詳しく知りたい方は「ポーカーのポジションとアクションの順番を徹底解説!」という記事で解説しているので、合わせてご確認ください!

スターティングハンド表の使い方をポジションごとに解説!【6人プレイ時】

今回は「PreflopAdvisor(プリフロップアドバイザー)」という無料アプリを使用して、スターティングハンド表の解説をします。今回は6人プレイ時の解説をするので、ポジションは次の通りです。

  • UTG
  • HJ
  • CO
  • BTN
  • SB

実際にはBB(ビッグブラインド)というポジションも存在しますが、オープンレイズ時はBBのスターティング表はありません。(オープンレイズでBBまで回ってきた場合は、その時点でBBの勝利が確定するため)

スターティングハンド表の読み方

スターティングハンド表の横軸、縦軸は、それぞれスターティングハンド(最初に配られる2枚のカード)のうち1枚を示しています。

例えば、スターティングハンドが「K・Q」だとすると、縦軸が「K」で横軸が「Q」の交わるマスを見ればよいということです。

マスにはそれぞれのアクションが表示してあります。マスの読み方を見てみましょう。

  • 赤線より上はスーテッド(2枚のカードのマークが同じ)
  • 赤線より下はオフスート(2枚のカードのマークが異なる)
  • 緑のマスはレイズ、黄色のマスはコール、白のマスはフォールドする
  • 数字+白マスは数字の%でレイズ、レイズしない場合はフォールドする
  • 数字+黄色のマスは数字の%でレイズ、レイズしない場合はコールする
スターティングハンド表

上記の表を使った例を見てみましょう。スターティングハンドが「9♣」「 Q♣」だった場合は、スーテッドなので表の赤線から右上を見ます。

縦軸の「Q」と横軸の「9」の交わる点が黄色マスに37と表記してあるので、37%の確率でレイズし、しない場合は63%の確率でコールしましょうということです。

以上を踏まえて、ポジションごとのスターティングハンド表を紹介します。

UTG(アンダー・ザ・ガン)

UTGは、1番不利と言われるポジションです。そのため、強いハンドが揃っていない限りはフォールドするのが定石になります。

UTG(アンダー・ザ・ガン)

UTGでは基本的にフォールドを選択しますが、レイズするべきハンドも存在するので、次のハンドの場合は積極的にレイズしましょう。

※記号のsはスーテッド、oはオフスートと表記します。

スーテッド(同じマーク)オフスート(異なるマーク)ポケット(同じ数字)
・AKs〜A2s
・KQs〜K9s
・JTs〜J9s
・T9s
・QJo(24%),Q9s(4%)
・AKo〜ATo
・KQo〜KJo
AA〜55

HJ(ハイジャック)

HJと同じく早い順番なので、ほかのプレイヤーがどう動くかが分かりません。したがって、慎重なプレイが必要なポジションです。

HJ(ハイジャック)

HJでレイズするハンドは次の通りです。

スーテッド(同じマーク)オフスート(異なるマーク)ポケット(同じ数字)
・AKs~A2s
・KQs~K9s
・QJs~Q9s
・JTs~J9s
・T9s
・K10o(90%),33(21%)
・98s(14%),65s(11%)
・QTo(10%),A9(7%)
・AKo~ATo
・KQo~KJo
AA〜55(44は91%の確率)

CO(カットオフ)

COは、UTGとHJのアクションが見れるので、有利なポジションです。前2つのポジションがフォールドした場合は、積極的なアクションを行なってもよいでしょう。

CO(カットオフ)

COでレイズするとよいハンドは次の通りです。

スーテッド(同じマーク)オフスート(異なるマーク)ポケット(同じ数字)
・AKs~A2s
・KQs~K6s
・QJs~Q8s
・JTs~J9s
・T9s~T8s
・98s~97s
・87s,76s,65s,54s
・J8s(27%)
・86s(17%)
・T7s(4%)
・AKo~A9o
・KQo~KTo
・QJo~QTo
・JTo
AA~22

上記の通り前2つのポジションに比べ、レイズすべきハンドが大きく広がっているので積極的なアクションを行いましょう!

BTN(ボタン)

BTNもCO同様、とても有利なポジションです。テキサスホールデムでは、最も良いポジションだと言われており、多少不利なハンドでも勝負に出ることをおすすめします。

BTN(ボタン)

BTNでレイズするべきハンドは次の通りです。

スーテッド(同じマーク)オフスート(異なるマーク)ポケット(同じ数字)
・AKs~A2s・Q5s(96%)
・KQs~K2s・96s(95%)
・QJs~Q5s・85s(94%)
・JTs~J7s  ・T6s(30%)
・T9s~T7s ・K7o(4%)
・98s~96s
・87s~85s
・76s~75s
・65s~64s
・54s
・AKo~A4o
・KQo~K9o
・QJo~Q9o
・JTo~J9o
AA~22

あるポーカーのプロは、「ポジションがBTNならどんなハンドでも勝負に参加する」と言うほど有利なポジションなので、多少ハンドが弱くても勝負してもよいかもしれません。

SB(スモールブラインド)

SBは最初に0.5BBをベットしているため、残り0.5BBをベットすればコールできる状態です。

SB(スモールブラインド)

上記のように確率の違いはありますが、SBでは多くのハンドでレイズorコールが推奨されています。

なお、スターティングハンド表はさまざまな状況を加味した上で有効なアクションの計算がされていますが、相手のプレイスタイルやゲームの流れなどで最適なアクションは変わるということを覚えておきましょう。

無料で使えるスターティングハンド表(ハンドレンジ表)3選!

スターティングハンド表(ハンドレンジ表)にはさまざまな種類があり、製作者によって推奨されているアクションも異なります。そのため、初心者プレイヤーはどのような表を使ってよいか判断が難しいのではないでしょうか?

そこで、初心者でも使いやすいおすすめのスターティングハンド表(ハンドレンジ表)を3つ紹介します!どれも無料で使えるので、自分に合った表を探してみましょう!

ヨコサワレンジ表

ヨコサワレンジ表

ヨコサワレンジ表とは日本で有名なプロポーカープレイヤー、横澤真人さんが考案したハンドレンジ表です。

無料で使えるのはもちろん、表が1枚にまとめられており初心者でも使いやすい仕様になっています。

詳しい使い方はYouTubeチャンネルで解説しているので、合わせてご確認ください。

Preflop Advisor(プリフロップアドバイザー)

プリフロップアドバイザーは、Poker Snowieが提供しているハンドレンジ表です。

人工知能を使ってさまざまなパターンを考慮して作られたハンドレンジ表なので、信用性も高く、ポーカーのプロも認めるほどのレベルになっています。

無料で使えるので、初心者プレイヤーはこちらのアプリを使用してポーカーの練習をしましょう。

ZeroS Prefrop Chart(ゼロスプリフロップチャート)

ゼロスプリフロップチャートは、プロポーカープレイヤーであるZeroSという方が開発したハンドレンジ表です。

ZeroS氏はこのほかにもポーカーのトレーニングサイトの運営にも携わっているほどポーカーに精通しています。

そのため、ゼロフリップチャートは無料で使えるにも関わらず、非常に高品質なハンドレンジ表だと言えるでしょう。

スターティングハンド表を有効活用しポーカーの勝率をあげよう!

スターティングハンド表を使用することで、各ポジションにおいて勝率が高いとされているスターティングハンドが分かり、勝率が高いアクションが選択できます。

特に、初心者プレイヤーはスターティングハンド表の通りにプレイして定石を覚えることが上達への近道です。

スターティングハンド表にはさまざまな種類がありますが、自分が使いやすいものを使用して少しずつ自分のプレイスタイルを固めていきましょう。

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