ヨーゼフ・グラス「WSOPヨーロッパ 2021」メインイベントで優勝

強敵ジョアン・ギルベールを撃破

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チェコ共和国のロズヴァドフにある『キングズカジノ』で開催された『ワールドシリーズオブポーカー(WSOP)ヨーロッパ 2021』のメインイベントで、地元・チェコ出身のポーカープレイヤーのヨーゼフ・グラス(Josef Guláš Jr)が、フランスの強敵プレイヤーのジョアン・ギルベールを破り、見事栄冠に輝きました。

グラスは、2021年12月8日の対戦を2020万のチップで開始。リーダーとして7人のファイナルテーブルに臨みました。ドイツの「アレクサンドル・タカチェフ」が2位、フランスの「ギルベール」が続き、以下はギリシャの「アタナシオス・キダス」、オランダの「トーマス・デニー」、スロバキアの「スタニスラフ・コレノ」、マケドニアの「アレクサンダル・トライコフスキー」と、それぞれが脅威となり得る好敵手ばかりとなりました。

対戦では、まずコレノとデニーの両名が最初の手でダブルアップを目指したものの、これがかなわず、次いでタカチェフがコールしギルベールが賭け金を上げたところ、これにキダスが呼応しました。

デニー以上にアクションを戻す展開に出るなど序盤から白熱した展開となりましたが、終盤ではギルベールとグラスの一騎打ちに。一手一考を多くのポーカーファンが見守る中で激しくせめぎあった両者でしたが、最後は地元チェコ出身のグラスが、熱戦に終止符を打つことになりました。

各プレイヤーの今回の大会の成績は以下の通りでした。

1位ヨーゼフ・グラス(チェコ共和国):1,276,712ユーロ

2位ジョアン・ギルベール(フランス):789,031ユーロ

3位アレクサンドル・タカチェフ(ドイツ):558,505ユーロ

4位アタナシオス・キダス(ギリシャ):401,344ユーロ

5位スタニスラフ・コレノ(スロバキア:292,862ユーロ

6位アレクサンダル・トライコフスキー(マケドニア):217,854ユーロ

7位トーマス・デニー(ギリシャ)、163,434ユーロ

8位イリア・サヴェスキー(マケドニア):125,052ユーロ

『ワールドシリーズオブポーカーヨーロッパ 2021』のメインイベントの勝利によって、ヨーゼフ・グラスは「$1,444,636」のプライズを獲得することになりました。

【参考】The Hendon Mob

日本のプレイヤーのレベルも上がっている中で、こういった世界大会での活躍をぜひ見てみたいものです。