「プレミアゲーミンググループ」は、アメリカのミシシッピ州ナチェズで運営している『マグノリアブラフスカジノホテル』を、『サラトガカジノホテル』の親会社「サラトガカジノホールディングス」に売却したことを発表しました。
小さいながらも地元で人気だったカジノ店
プレミアゲーミンググループが2012年にオープンさせた『マグノリアブラフスカジノホテル』は、カジノ用のスペースとして、わずか16,032平方フィートほどしか割り当てておらず、ミシシッピ州に26あるカジノの中では最小の施設となります。
およそ500台のスロットマシンに、テーブルゲーム14台、さらにはスポーツブックもあるほか、ミシシッピ川沿いにあるという立地の良さも手伝って、地元では人気の施設として知られていたそうです。
また、売却価格などの詳細は不明であるものの、売却に際してサラトガ側は、ホテルとカジノの施設だけでなく、『マグノリアブラフスカジノホテル』という名称も購入したそうです。 現在の従業員についても継続して雇用する見通しであるとのことです。売却元のプレミアゲーミンググループの創業者であるケビン・プレストン氏は、既にその旨を従業員たちに説明し待遇を保証したとしています。
カジノは従業員も変わらず運営
なお、今回の売却についてプレミアゲーミンググループのプレストン氏は、「ナチェズには長い歴史があるので、地域社会や従業員らと一丸となれる価値観と、強い情熱を持つ会社をいかに見つけるかが鍵でした」と、売却先選びの難しさについて語りました。
さらに、「そうした経緯から、今回は非常に難しい決断を迫られたものの、結果としては、我々のチームとお客様を、最高の運営者の手にゆだねることができたと自負しています」とサラトガカジノホールディングスへの売却に満足した様子でコメント。
一方、サラトガカジノホールディングスの最高執行責任者でありサム・ジェリティー氏は、「既に我々は一流のカジノ施設の運営に取り組んでいますが、それはお客様や従業員、さらには地域社会の皆様との変わらぬ関係によって構築・維持されているものです。『マグノリアブラフスカジノホテル』のお客様と従業員を、我々のファミリーとして迎えることを心待ちにしています」と語っています。 今後、新たな経営陣となることで「マグノリアブラフスカジノホテル」がどう生まれ変わるのか、注目です。