アラブ首長国連邦でIR開発の予定、カジノも開業か?

1000室を超える巨大な高級ホテルが軸、2026年にオープン予定

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アメリカに上場するIR大手の『ウィンリゾーツ』は、RAKホスピタリティホールディング、マルジャン社と合同で、アラブ首長国連邦のラアス・アル=ハイマにある人工島・アルマルジャンで、数十億ドル規模のIR開発の予定があることを発表しました。

実現すれば『ウィンリゾーツ』にとって初めてのビーチリゾートとなるこの計画は、1000を超える客室と各種ショッピング施設、最新型の機材を導入した会議およびコンベンション用のエリア、スパ、10を超えるレストランとラウンジ、ゲームエリア、その他エンターテインメント施設などがある巨大なIRとなり、2026年のオープンを予定しているとのことです。

イスラム教国家であるアラブ首長国連邦ではギャンブルが禁じられていることから、今回のIR開発でカジノ施設が一緒に作られるのか?注目が集まっています。

計画は現在、設計と開発の初期段階で、同国の観光開発局からのライセンス取得を予定していますが、一連の計画によって観光のさらなる活性化や、新たな需要と大規模な雇用の創出、また、それらがもたらす地域経済への大きな波及効果が期待されているそうです。

マルジャン社のCEOをつとめるアブドラ・アル・アブドゥル氏は、「ウィンリゾーツが持つ高級リゾート開発のノウハウを活用することで、今回の開発は地域全体の高級リゾートを底上げすると思います。レジャーやビジネス、観光など、ラアス・アル=ハイマ経済のあらゆる面にケタ外れの価値をもたらすことでしょう」と、早くも自信をのぞかせています。

なお『ウィンリゾーツ』はオンラインのスポーツベッティング事業の売却を示唆しています。仮にその売却計画が今回のIR開発に関係しているのであれば、現時点で収益性の高いオンラインスポーツベッティング事業を捨て、それよりもさらに高い収益性が見込めるIR開発に注力する意向であると推測されています。

観光都市であるドバイをはじめ、アラブ首長国連邦の開発には世界から注目が集まっています。今回のIR開発が、カジノ開業につながるのか注目されています。