アメリカのカジノ「ラッキー・ドック・カジノ」がディーラーレスゲーム卓を導入へ

プレイの効率化と人手不足の解消に期待

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この記事の概要

アメリカのカジノ「ラッキー・ドック・カジノ」が、カジノ機器大手「ジャックポット・デジタル」のディーラーレス電子テーブルゲーム卓を導入すると発表しました。

カジノ機器大手の「ジャックポット・デジタル」は、2023年4月14日にワシントン州スココミッシュの部族カジノ「ラッキー・ドック・カジノ」へディーラーレスの電子テーブルゲーム卓「ジャックポット・ブリッツ」シリーズを設置すると発表しました。

ディーラーレス・電子テーブルゲーム卓を設置

これは、ジャックポット・デジタルが同日付で出したプレスリリースにより明らかとなったものです。

今回、「ラッキー・ドック・カジノ」と提携が成立したことで、準備が整い次第にジャックポット・デジタルのディーラーレス・電子テーブルゲーム卓「ジャックポット・ブリッツ・ETG」が設置されます。

ジャックポット・デジタルの社長兼CEOであるジェイク・カルパキアン氏は、「『ラッキー・ドック・カジノ』に最新の『ジャックポット・ブリッツ』を設置することができることに私も興奮しています。これにより、カジノ側の運営効率が上がり、結果としてプレイヤーもより多くのゲームオプションを楽しみながら、エラーのないプレイを行うことができるでしょう」と、自社製品への自信を垣間見せつつコメントしています。

ジャックポット・デジタルは、主にカジノゲームの電子テーブルを提供するカナダの企業です。同社は、ブラックジャック、バカラ、ルーレット、ポーカーなど、様々なカジノゲームに対応した電子テーブルを提供しています。

そうした電子テーブル製品に加え、同社ではプレイに必要なデジタルプラットフォームも併せて提供。これらを連動させることにより、事業者がより効率的にカジノゲームを客に提供できるようになります。

さらに、カジノ業界では深刻な人手不足が起きています。コロナ禍でカジノが縮小した際に仕事を離れたディーラーなどが、すでに他の仕事についていることで業界に戻っていません。各地のカジノで慢性的なディーラー不足になっていますが、そういった問題解決にも一役買いそうです。

記者の一言メモ

コロナの心配が薄くなり、アメリカではカジノ業界がかつての活気を取り戻しています。しかし、ディーラーなどスタッフが不足し、満足に営業ができない施設もあります。ディーラーレスゲーム卓は、そういった問題を解消してくれそうです。

【参照】Seeking Alpha「Lucky Dog Casino selects Jackpot Digital for a casino in Skokomish, Washington」

※画像は「ジャックポット・デジタル」公式HPより