長崎県でIR誘致についての初会議にCIAJが初登場

ギャンブル依存症や治安維持などについて話し合われる

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長崎県が『ハウステンボス』を予定地として進めているカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の誘致について、佐世保市で開かれた官民の関係団体などが参加する会議に初めて「カジノオーストリアインターナショナルジャパン(CAIJ)」の関係者が参加しました。

この会議は2021年10月5日に行われたもので、誘致予定地となるハウステンボス周辺の自治協議会の代表や警察、PTA連合会など約25人が参加したものです。

会議では、ギャンブル依存症に関してや治安維持などについて議論され、CAIJの関係者が事業の概要などを中心に説明をしました。

九州・長崎IR安全安心ネットワーク協議会準備会の横石政夫会長は地元テレビ局の取材に対して「(利用者が)依存症になって町に変な風評がたつとか、そういうことがあっては困るので、警察などと連携してそうならない方法を考え知恵を絞っている」と答え、IR誘致に関しての問題点を明かしています。

次の会議は11月に開かれる予定で、今回出た懸念事項を事業予定者がどう対処していくかなどが話し合われます。

CAIJはカジノ事業の粗収益は年間で約1500億円を見込んでいると試算を発表したばかりで、最速で2027年度中の開業を目指しています。

また、斉藤鉄夫国土交通相は2021年10月5日に就任後初めての記者会見を開き、IR整備に関して「観光立国の実現に向けた重要な政策だ。法に基づき必要な手続きを進める」と話しました。

今後本格化していく日本でのIR誘致について、岸田内閣がどう対応していくのか注目が集まる所です。