タッチテクノロジーなどの最先端技術で世界的な評価を受けているザイトロニックが、2022年10月10日~13日までラスベガスで開催される「G2E 2022」に、自社の製品を出展することを発表しています。
スロットマシンに内蔵した最新のプレーヤーインタフェース
ザイトロニックは、スロットマシンのデモユニットに内蔵した、最新のプレーヤーインタフェースを公開することになります。
当日はブースで、全面ガラス製となる19.5インチの「インタラクティブビデオボタンデッキ」を実際に体験することが可能に。ボタンの透明部分は、「ワイヤレスフォンチャージャー」と非メカニカル、ガラスタッチ対応の「バッシュボタン」が設置されることになります。
他のタッチスクリーンよりもボタン部分が盛り上がっているので、プレーヤーが気持ち良い触感を生み出しています。また、ガラス製のボタンデッキには、10ミクロンというほとんど見えない銅電極のトラックを通して電力を供給しているので、スロットマシンも見た目に洗練されたデザインをしています。
さらに、時計やアクセサリーによるこすり傷に強く、プレーヤーが熱中して激しく使用しても大丈夫なように頑丈に作られてあるようです。
ディスプレイは43インチの高輝度なもので、ここから電源とデータが供給されて本体のケーブル不要なコンセプトを補完する仕組みとなっています。さまざまな工夫が施されていることで、見た目にもきれいなスロットマシンを作ることに成功しています。
ベンダーやカジノオーナーにとっても有益
今回、スロットマシンをより進化させる仕組みを作り出したザイトロニック。同社でテクニカルディレクターを務めているアンドリュー・モリソン博士は、「プレーヤーにとっての美的メリットに加え、非常に堅牢で信頼性の高い組み込み型投影型静電容量方式タッチセンサーを内蔵していることは、ベンダーやカジノオーナーにとっても有益です」とコメントしています。
ATMやデジタルサイネージなどの分野で先進的な技術を提供しているザイトロニック。スロットマシンの新たな可能性も、今回の「G2E 2022」出展で見せてくれるようです。