ラスベガスのカジノ「ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス」は、同社で働く従業員全員に5000ドルのボーナスを支給することを発表し従業員たちを喜ばせています。
従業員同士がハイタッチするなど歓喜
これは、同日に行われた従業員への感謝・表彰ビュッフェの席上で、「ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス」の最高経営責任者、ビル・マクベス氏が発表したものです。
今回のボーナスは、コロナ禍で世界各国が深刻な被害に見舞われ、ラスベガスのエンターテインメント業界が厳しい状況を強いられるなかで、同施設の従業員たちが強い結束力で互いに協力したことを称えるものとなります。
事業をしっかりと維持しここまで持ちこたえられたことへの感謝と称賛の意味で支給を決めたと発表しています。
今回、思いがけない形でボーナスを受け取ることを知った従業員たちは、発表を聞くなり会場内で歓声を上げて狂喜乱舞。その場で従業員同士がハイタッチしたり、抱き合ったりしながら喜びを分かち合ったそうです。
たとえば、エルサルバドルからの移民で、9年間に渡って従業員食堂で調理担当をしているという従業員のエドガー・リーブスさんは、今回の発表に「すごいことだ！」と驚いています。
ボーナスの使い道は愛妻に委ねることを、現地メディアの取材に対して答えています。彼は身ひとつの状態でこの地を訪れ、地道に働いてきた好人物だそうです。
特別休暇を与えられた社員も
また、同社はとりわけ評判の良い従業員2名に休暇旅行を与えたことも併せて発表しました。彼らはハウスキーピングの教育係と、リゾート部門で給仕をつとめているスタッフであるということです。
こうした従業員へのボーナスや各種顕彰について、総額で2700万ドル以上の費用がかかる見通しとなるそうです。 こういったしっかりとした福利厚生を実現させるカジノ施設は、日本でもIRが開業した際にお手本になることでしょう。
※画像は「ザ・コスモポリタン・オブ・ラスベガス」公式サイトより
