和歌山のカジノ誘致に関して、知事が4月に臨時議会招集を要請

仁坂吉伸知事は一貫してカジノを含むIR誘致の重要性を説明

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和歌山県・市が、事業者にカナダの『クレアベストニームベンチャーズ』と、世界的にカジノ施設を運営する『シーザーズ・エンターテインメント』を指名して進めているカジノを含むIRの誘致計画。

候補地を『和歌山マリーナシティ』として、地元住民に向けた説明会を行うなど調整を進めています。

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2022年3月4日に行われた県議会の一般質問では、仁坂吉伸知事がカジノを含むIRの誘致に関しての計画を発表しました。

仁坂知事は、国へ行う「区域整備計画」の提出期限に合わせるため、4月に臨時議会の開催を行う考えであることを話しました。「区域整備計画」の提出に関しては、県議会での議決が必要になるために、臨時議会を開くことでスケジュールを合わせようと考えています。

また、仁坂知事は一般質問の答弁で「有識者や県民の意見を反映させ県議会に提案したい」と話しています。参加した議員たちからは、資金調達やギャンブル依存症対策などについての質問が行われ、仁坂知事はIR推進の立場での答弁を繰り返しました。

現在、和歌山のカジノを含むIRに関しては、仮の施設名を「ThePACIFIC」として、「和歌山の自然資源と世界最先端のテクノロジーの融合」をテーマに掲げています。

2021年11月の県議会などで、資金調達方法に関する説明が不十分だと指摘され、住民説明会などを延期していました。やっと始まった説明会でも、資金調達に関してや運営方法、治安の悪化など住民から質問が相次いでいます。

こういったスケジュールの遅れもあり、仁坂知事は4月に臨時議会の開催を要請していることになります。

和歌山県の地域活性化のためにも、カジノを含むIR誘致は有効な施策だと訴える仁坂知事。住民や議会の理解を得て、見事誘致を成功させることはできるのか?注目していきます。