ドイツ「バーデン・バーデン」の豪華なカジノで遊ぶ【世界のカジノエリア紹介】

温泉保養地にあるドイツ三大カジノ施設の一つ

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ドイツのフランクフルトから特急列車で1時間20分ほど行った先にある『バーデン・バーデン』は、ヨーロッパでも有数の温泉保養地です。カラカラ浴場やフリードリヒスバードなど、特徴ある入浴施設がいくつもあります。

その中のひとつ、クアハウスの施設内にあるのが『カジノ・バーデン・バーデン』です。『ウィスバーデン』『バート・ホンブルグ』とあわせて、ドイツの三大カジノと言われています。

クアハウスは1824年に、カールスルーエの都市開発に貢献したことで知られる、著名な建築家フリードリヒ・ヴァインブレンナーによって設計されました。

カジノのエリアはそれほど大きくはないものの、その豪華で壮麗な造りは有名です。赤いじゅうたんを敷き詰めたフロアに、いくつもの大きなシャンデリア、さらに技を尽くした壁の細工や調度品など王侯貴族の宮殿を思わせるような作りとなっています。

その豪奢で美しい内部の様子は、多くの人から賞賛されています。世界的な女優のマレーネ・ディートリッヒは、『世界で最も美しいカジノ』と言ったと伝えられています。

建設当時からカジノは設置されていましたが、当初それほど知名度はなかったそうです。しかし、1830年代にフランスで賭博が法律で禁止されると、貴族やギャンブル愛好家などがこの『カジノ・バーデン・バーデン』を訪れるようになり、ヨーロッパにその名が伝わるようになったとのことです。

芸術家や著名人などもよく訪れたそうです。ロシアの作家・ドストエフスキーの中編小説『賭博者』のモチーフも、このバーデン・バーデンでの体験と言われています。

カジノ・バーデン・バーデンの遊び方は?

入場料が必要で、テーブルゲームが5ユーロ、スロットマシンは1ユーロとなります。年齢制限は21歳以上です。ドレスコードは『ネクタイ着用』とするガイドブックもありますが、最近ではそれほど厳しくはなさそうです。シャツにジャケットといったフォーマルであれば十分です。女性はワンピースなどでも大丈夫。

営業時間はゲームによって異なります。スロットマシンが日曜から木曜までは12時~翌2時、金曜と土曜は12時~翌3時。テーブルゲームでは、ルーレットが、日曜から木曜までは12時~翌2時、金曜と土曜は12時~翌3時30分。ブラックジャックが日曜から木曜までは17時~翌1時30分、金曜と土曜が17時~翌2時30分。ポーカーが日曜と月曜、そして水曜が20時~翌1時30分、金曜と土曜が20時~翌3時30分となっています。

豪華な内装が有名なので見学のみのガイドツアーも用意されています。ガイドツアーではドレスコードはないので、ラフな服装でも問題ありません。

また、カジノプレイ時は撮影禁止ですが、ガイドツアーの場合は写真撮影も自由です。豪華な内装や家具、調度品などを画像や動画に収めることもできます。ちなみに、ツアー料金は7ユーロです。

海外旅行が自由にできるようになれば、ぜひ訪れてみたい美しいカジノとなっています。