大阪でカジノ開業を見据えた難波エリア活性化案が公開される

「難波チャーフェス」の開催も調整

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この記事の概要

大阪で、関西万博やカジノを含むIRの開業を見据えた形で難波エリアを盛り上げるイベントプランなどを公開しました。詳細をお伝えします。

大阪商工会議所と南海電気鉄道は、2022年4月15日に懇談会を開催し、関西万博やカジノを含むIRの開業を見据えた形での大阪市を盛り上げるイベントプランなどを公開しました。

カジノ開業も見据え難波エリアを活性化させる

これは、難波エリアを盛り上げるための施策で、万博やカジノ誘致でいま以上に観光客が訪れることを考慮した上で考えられたものです。現在でも人気の高い難波エリアを、さらに観光都市として成長させるために商工会議所と南海電気鉄道が手を組みます。

現在、同エリアは長引く新型コロナウイルスの影響で、観光客が減り大きなダメージを受けています。国内での旅行が復活したとしても、インバウンド需要が戻らなければ本格的な回復とはいえない状況です。

今回は「難波エリアの都市を“エンタメ”と“ステイ”の力で高めるまちづくりビジョン」を掲げ、伝統的な芝居やエンタメ文化と、食文化を合わせた取り組みを進めていきます。

万博やカジノ誘致を進める中で、新たな鉄道網として「なにわ筋線」が開業する予定で、沿線を含めて大阪市と難波エリアを盛り上げるための街作りを進めていくとしています。

【参考】“エンタメ”と“ステイ”の力で都市格を高めるビジョン

難波チャーフェス(仮称)の開催を目標に

具体的な取り組みとしては、難波の街を中心としたカルチャーやベンチャー企業などを紹介するための「難波チャーフェス(仮称)」と名付けたフェスイベントの開催を発表しました。

これは、昔からある食い倒れの街としての食文化、古くからある商店街、若者を中心としたカルチャー、新興のベンチャー企業などを融合させたイベントとなり、大阪商工会議所と南海電気鉄道が取りまとめをしていくとしています。場所としては、なんば駅前広場や道頓堀のとんぼりリバーウォークなどを中心に想定するとのことです。

さらに、バーチャルやメタバースの技術も活用して、難波の魅力を発信することも視野に入れているとしています。

カジノ誘致も含め、本格的に動き始めている大阪。今後の動きに注目していきます。