長崎のカジノ誘致に関しては賛成多数で可決し前進へ

知事は「区域認定の獲得に力を注ぐ」

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長崎県が、事業予定者に『カジノオーストリアインターナショナルジャパン』(CAIJ)を指名し進めているカジノを含むIRの誘致計画。 誘致先はすでに観光地としても有名なハウステンボスとして調整を進めています。その長崎で、県議会が臨時本会議を開催し「区域整備計画案」について審議を行い賛成42、反対3で可決しました。

圧倒的な賛成数での可決

しかし、初期投資に出資や融資をする企業と金融機関の詳細が明かされなかったことで

一部の議員からは「行政をチェックする審議と言えない」と批判する声も上がりました。

今回、賛成したのは自民、自民・県民会議、公明の県議全員らとなり、アフターコロナの観光業界を中心とした景気回復を期待する声が多くあがりました。大石賢吾知事は「計画を速やかに国に申請し区域認定の獲得に力を注ぐ」と述べています。 圧倒的な賛成数での可決となり、議員の間でもカジノを含むIRにかける期待の高さがうかがえる結果となりました。

「様々な文化を受け入れ、融合し、新しい価値を生み出す街」がコンセプト

今回の事業については、カジノ施設に関しては1万5000平方メートルが確保され、電子ゲーム約3000台、テーブルゲームが約400台設置予定となっています。

カジノを含むIRのイメージ図

また、すでに観光地として運営しているハウステンボスを誘致先とすることで、カジノやIRの外観にもこだわり、内装は現代ヨーロッパをベースとした近代的デザインにすると言われています。

さらに、「Accept,Devise,Creation ~様々な文化を受け入れ、融合し、新しい価値を生み出す街~」を全体的なコンセプトとして進めていくことを公開しています。

実際に運営を行う企業体は『KYUSHUリゾーツジャパン』となり、九州全体を盛り上げるためにも機能する施設となりそうです。

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計画案は2022年4月28日の期限までに国へ提出する必要があります。今後も、長崎県の動向に注目していきます。

※画像は「長崎県公式サイト」より引用