IR汚職事件の秋元司議員「悔しい思いある」

有罪判決後に始めてマスコミの前で記者会見

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IR誘致に関する収賄罪と組織犯罪処罰法違反(証人等買収)で有罪判決を受けた衆院議員の秋元司被告が、2021年9月9日に国会で記者会見を開きました。その席で現在の状況を報道陣に説明し、東京地裁の判決を否定しました。

今回、秋元議員は東京地裁から懲役4年の実刑判決を受け、合計で1億円という保釈保証金を納付し釈放されました。この大金は同席した弁護士によると、「秋元議員が自身で管理しているお金」とのことです。会見をした秋元議員は、東京地裁の判決に関して、「秋元は悪だという結論ありきだったと言わざるを得ない、到底承服できません」とコメントし、改めて無罪を主張しました。秋元議員は今回の判決を不服として即日控訴をしています。

秋元議員は、自身のスマホで管理しているアプリの行動履歴を証拠として提出し、関与が疑われている中国企業の関係者とは会っていないと主張をしています。その姿勢は変わらずに、最後まで無罪を勝ち取るために戦うようです。

また、迫っている選挙について「いきなり逮捕されて今日に至っている。悔しい思いもありますし、支援いただいた地元の皆様にも大変申し訳無い」と有権者に向けてコメントをしました。現時点では選挙を戦う気持ちは変わらないようで、地盤となっている江東区の東京15区から立候補をする予定のようです。すでに自民党からは離党していて無所属のまま選挙を戦うことになりそうです。

ちなみに、公職選挙法では有罪判決が確定していない場合は被選挙権は維持されるので、秋元議員が選挙に立候補することは理論上は問題がない行為となります。