ギャンブル依存症をチェックできるゲーム「チェッパチ」をリリースへ

アドベンチャーゲームを遊んでチェックが可能に

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この記事の概要

大阪と長崎のカジノを含むIRに関する「区域整備計画」が正式に申請される中で、ギャンブル依存症かどうかをチェックできるゲームが開発されました。詳細をお伝えします。

国土交通省が、正式に大阪府と長崎県からのカジノを含む統合型リゾートに関する「区域整備計画」の申請を受け付けました。日本でも、カジノ開業に向けようやく前進したことになります。

しかし、大阪と長崎を始め、これまでカジノ誘致を計画していた自治体で必ず問題になっていたのが、ギャンブル依存症についてです。

気軽に遊べて大金を獲得することもできるカジノだけに、開業したら依存者の患者が急増して治安悪化などにつながるのではないかと問題視されました。

ギャンブル依存症をチェックできるゲーム

そんな、ギャンブル依存症をチェックできるゲームが、パチンコなどの遊技機を開発製造しているダイコク電機よりリリースされました。ギャンブル依存症のチェックゲームとなる「チェッパチ」は、スマートフォンとパソコンのブラウザで楽しむことができます。

アドベンチャーゲームとなっていて、約10分程度で手軽に楽しむことができます。このゲーム内で、ミッションをクリアしていく時にいくつか行動を選択する必要が出てきます。その結果を基にして、SOGSと呼ばれる「ギャンブル等依存症スクリーニングテスト」に当てはめていくことでギャンブル依存症のチェックが行える仕組みとなっています。 このSOGSはアメリカで開発されたもので、世界的に最も多く用いられているスクリーニングテストとなっています。信頼性が高いデータを、ゲームを楽しみながら導き出すことができます。

今後、注目を集めるソフトになる可能性も

今回、このゲームを開発したダイコク電機は、パチンコ業界の課題となるギャンブル依存症の対応策で開発したとしています。理念としては、「『SDGs目標:12』つくる責任、つかう責任の取り組みとして位置付けています」だと公表しています。

カジノを含む統合型リゾートの誘致計画の中でも、会議に参加した議員たち以外にも、地元住民からギャンブル依存症に関する心配は多く寄せられていました。 今後、大阪と長崎がカジノ誘致を進めていく中でギャンブル依存症が大きなテーマとなり、注目のゲームとなっていきそうです。

【参考】チェッパチ