シンガポールが入国時の規制や制限を一段と緩和へ

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シンガポール政府は新型コロナウイルスに関する各種制限・規制の大半を撤廃し、正常化へとシフトしていく方針であることを発表しました。

シンガポールは、13歳以上のワクチン接種済みの観光客に対して、入国2日前の検査などを撤廃することを発表しました。

さまざまな新型コロナ対策が緩和の方向へ

これは、シンガポール政府が発表したものとなります。

これまでシンガポールでは段階的に入国時の規制や制限を変更しており、2022年4月1日からは到着時に新型コロナ検査を受ける義務が免除されていました。また、ワクチン接種を完全に済ませていることが証明できる旅行者については、ほとんどの制限を撤廃しており、入国時に検疫検査を受けることなく入国できるようになっていました。

また、およそ2年間に渡り営業中止や制限を余儀なくされていたクラブやカラオケ店などのナイトライフ事業者についても、2022年4月中旬から営業再開が許可されはじめています。客側に対しても飲食を伴う会合における人数制限について緩和されています。

今後は職場における出勤制限なども無くなる予定で、すべての労働者がリモート就労や時間短縮勤務などの必要がなく、通常通り職場に通勤する形での就労が可能となる予定です。

また、人数制限が設けられていた大規模なイベントスペースについても、段階的に緩和が行われています。 こうした入国時の規制撤廃について、シンガポールの保険大臣をつとめるオン・イェ・クン氏は、「平穏な社会を取り戻そうという私たちの想いが実り、既にシンガポールは快適な状況になりつつあります。もちろん、コロナ禍前の状態に完全に戻すには、さらなる対策が必要であることは言うまでもありませんが、それを講じるだけの余裕が、今の私たちにはあります」と記者会見で自信を覗かせコメントしています。

人気の高いマリーナベイサンズ

日本からの観光ツアーも再開へ

シンガポールにおけるコロナ禍からの回復を反映してか、「ラスベガスサンズコーポレーション」がシンガポールで運営している『マリーナベイサンズ』について、先頃、投資調査会社のサンフォード・C・バーンスタインは、「withコロナ」状態に入った後、2年ほどでコロナ禍前の状態にまで業績を回復させる可能性が高いとの見方を示しています。

なお、シンガポールには『マリーナベイサンズ』のほかにも、ゲンティンシンガポールリミテッドが運営する『リゾートワールドセントーサ』などの世界的に有名なカジノ施設があります。今後、カジノ施設にも海外からの旅行客が復活する見通しです。

さらに、日本からの観光ツアーも「HIS」などを中心として、2022年5月16日からシンガポールへの観光ツアーパッケージの販売を再開する予定となっています。

シンガポールで気軽にカジノを楽しめる日が来るのは、そう遠くない話となっています。