カジノ機器提供の「アリストクラット・レジャー・リミテッド」が好業績に

2020、2021年の同時期に比べて30%増

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スロットマシンやテーブルゲーム機器などを提供するオーストラリア企業の「アリストクラット・レジャー・リミテッド」は、コロナ禍の影響を感じさせない大幅な業績向上を発表しました。

オーストラリアを拠点に、世界各国のカジノにスロットマシンやテーブルゲーム機器などを提供していることで知られている「アリストクラット・レジャー・リミテッド」は、2022年3月31日までの業績が大幅に増加したことを発表しました。

コロナ禍でも売上を伸ばす

これは同社の決算報告によるもので、同社はコロナ禍にあるにもかかわらず、主な事業で好業績を記録して、2022年3月31日までの6ヶ月間の純利益が前年同期比23.1%となる27億5000万オーストラリアドル(19億2000万米ドル)に達し、正規化EBITDAも9億7000万オーストラリアドル(6億7700万米ドル)と、2020/2021年の同時期に比べて30%増となったと報告しています。

また、主にソーシャルゲーム事業を展開しているピクセルユナイテッドが堅調な業績となっていることも今回の回復を後押ししたと報告しました。

「アリストクラット・レジャー・リミテッド」では、カジノ関連の機器の他にソーシャルゲームなどのサービスも展開しています。

また、カジノ機器としてはスロットマシン、ブラックジャック、クラップスなどさまざまなタイプのゲームを提供していることでも知られています。

コロナ禍でありながらも素晴らしい業績に

今回の決算について、アリストクラット・レジャー・リミテッドでCEO兼マネージングディレクターをつとめるトレーバー・クロッカー氏は、「弊社は厳しいビジネス環境と様々な課題があったにもかかわらず、実に印象的で、回復力を示すような素晴らしい業績を達成しました」とコロナ禍でありながらも素晴らしい業績となったことを喜びました。

その秘訣について、「私たち経営陣は、社員と事業を守るための包括的な措置に取り組むと同時に、中長期を見据えた成長戦略をさらに加速させるための投資、すなわち、人材・技術・製品への持続的な投資を積極的に行うことで、どこで戦ってもシェアを獲得し続けられるような組織へと成長させることができたと考えています」とコメントしています。

カジノに関する好業績のニュースも多くなってきた中で、アリストクラット・レジャー・リミテッドの決算もすばらしい結果となりそうです。

※写真は「アリストクラット・レジャー・リミテッド」公式サイトより