大阪のカジノ誘致で活躍する「日本MGMリゾーツ」とは?

世界的に有名な企業の日本法人として開業

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この記事の概要

大阪のカジノを含む統合型リゾートの誘致について、事業者に選定されている『日本MGMリゾーツ』について詳細をお伝えします。

大阪府と大阪市が、カジノを含む統合型リゾートの誘致について、事業者に選定したのが『日本MGMリゾーツ』と『オリックス』となり、両社が設立したのが『大阪IR株式会社』となります。

「日本MGMリゾーツ」の設立は2014年9月

この『日本MGMリゾーツ』は、世界的なエンターテインメント施設を運営している『MGMリゾーツ・インターナショナル』が日本の統合型リゾートへの参入を目指し、日本法人として開業した会社となります。

MGMリゾーツ・インターナショナルは映画ファンなら誰でも知っている『メトロ・ゴールドウィン・メイヤー・スタジオ』に起源をもつ会社で、エンターテインメント分野やレジャー関連で長い歴史と実績を持っています。現在、ラスベガスを拠点として、世界各地でさまざまなタイプの統合型リゾートを展開しているグローバル・カンパニーとなります。

企業理念は「Focused on What Matters: Embracing Humanity and Protecting the Planet(人間性を尊重し、地球を守る)」とし、持続可能な未来を作り出すために経営陣や従業員が日夜努力を続けています。

FORTUNEマガジンにおける、「世界で最も賞賛される企業」にも選出された、世界的な企業として人気を集めています。

『日本MGMリゾーツ』の設立は、2014年9月。東京都千代田区大手町に本社を置き、「日本における統合型リゾートの開発」を業務内容としています。2019年1月には、大阪での拠点となるオフィスも大阪市北区中之島に開設しています。

これまで『MGMリゾーツ・インターナショナル』が蓄積したノウハウに加え、日本文化を取り込んだ統合型リゾートをコンセプトにしています。日本文化を融合させたIRを強調する事業計画となり、独自のハウツーや思想が盛り込まれることが予想できます。

日本発の全く新しいエンターテイメントを生み出す

2022年2月には、大阪府と大阪市が大阪IR株式会社と『大阪・夢洲地区特定複合観光施設区域整備等 基本協定書』を締結したことが、日本MGMリゾーツによって公表されました。

その後、大阪府と大阪IR株式会社は「区域整備計画」をまとめ上げ、国土交通省に対して申請し正式に受け付けが完了しています。

MGMリゾーツ・インターナショナルのCEOであるビル・ホーンバックル氏は、日本でのIRについて、「日本発の全く新しいエンターテイメント『Entertainment NEXT!』を生み出していきます」と話しています。

国による審査の結果は2022年秋ごろには完了すると言われています。大阪がカジノ誘致を勝ち取った際は、どんな新たなエンターテインメント空間を生み出していくのか?期待です。

※(写真はMGMリゾーツ・インターナショナル、オリックス提供