ラスベガスなど、ネバダ州のカジノでキャッシュレス化がすすむ

導入されれば賞金の受取もスマートフォンで完結

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カジノ機器などを手掛けるインターナショナルゲームテクノロジーは、2022年1月18日、同社が提供するキャッシュレス決済システムが、米ネバダ州の規制当局による審査において最終段階をクリアし、事実上の承認をされたことを発表した。

同社によれば、正式承認される見通しとなったのは決済システム『IGTAdvantageスイート』の一部で、既にIGTAdvantageシリーズの管理システムを導入しているカジノ運営事業者向けにモジュールとして提供する予定です。

「今回の承認で、州全体に向けて、携帯端末からIGTPayを使用して、ワンステップの外部資金調達などもできるキャッシュレスゲームソリューションを導入させることが承認されました」と、プレスリリースでコメントしています。

このシステムは、個人の携帯端末を操作し、キャッシュレスで口座へ資金の移動をオプションとしてプレイヤーに提供するものです。

ATMなどから現金を引き出してカジノに持ち込むといった手間を省け、また事業者側も煩雑な現金の処理から解放されるほか、送金する資金も様々な外部口座に対応され、プレイヤーはアタッシュケースに詰めた大金を持たずともカジノでスマートフォンをタップするだけでプレイできるようになるようです。

なお、同社のグローバルシステムおよび決済製品を担当する上級副社長のライアン・レディ氏による声明では、「州全体のプレイヤーとカジノ事業者が、キャシュレス化によって多くのメリットを得られるようになり、そのことが結果としてネバダ州におけるカジノビジネスの評判を良くする」と、近い将来に同州で多くのカジノがキャッシュレス化することに自信をのぞかせています。

世界中の人々がスマートフォンを所有する中で、カジノでもキャッシュレス化を望む声は多く聞かれていました。 日本でもカジノを含むIRが開業する予定の2020年代後半には、ほとんどのカジノでキャッシュレス化が進んでいるかもしれません。今後も、世界のカジノの動向に注目をしていきます。