マカオで8000室以上の新ホテルの建設が進む

「ギャラクシー・マカオ・リゾート」も新ホテルをオープン予定

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現在、マカオではカジノを含むIRの開発が盛んで、約8000室分ものホテルプロジェクトが進行、建設中です。これらの新しい客室のほとんどが、コタイ地区のカジノリゾートのものであることがわかりました。

これはマカオの土地公共事業交通局による最新データで明かされたもので、第4四半期に、15のホテルプロジェクトが建設中となっています。

詳細な完成時期は不明ではあるものの、これらのプロジェクトで新設される客室数は6207と公表されています。さらに19のプロジェクトが計画中で、こちらの客室数は1867室。つまり、合計で約8000室分のホテル客室が、そう遠くない将来に完成することを意味しています。なお、マカオ全体のホテルは、2021年末時点で約37700室が稼動中となっています。

これら8000室分のホテル客室は、新規で建設される物件のほかにも、現時点で稼動中の施設を拡張する形で追加されるものもあるそうです。そのほとんどは、コタイのカジノリゾートに関連するものであるといいます。

たとえば、『ギャラクシー・エンターテインメントグループ』は、コタイの『ギャラクシー・マカオ・リゾート』で、第3期と第4期に新ホテル用のスペースを用意していました。

2021年11月に同社は『Galaxy Macau Phase 3プロジェクト』の一環として、450もの客室を持ち、全室がスイート扱いのラッフルズブランドのホテルとなり、2022年にオープンすることを発表しています。

また、同社はその後、新ホテル『アンダーズ・マカオ』と、『ギャラクシー国際コンベンションセンター』の建設計画も発表していますが、その際に提供された資料によれば、『アンダーズ・マカオ』は700以上の客室とスイートを持つ高級ホテルとしてオープンさせる予定となっています。

このほかにも、『メルコ・リゾーツ&エンターテインメント』が過半数を所有するカジノリゾート『Studio City』をはじめ、現在、コタイ地区では拡張、新設ラッシュとなっており、今後も続々と新しい宿泊施設がオープンする見通しです。 マカオではカジノ業界の大物が逮捕されるなど混乱を極めていますが、順調に開発が進んでいることがわかりました。

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今後、アメリカなど世界のカジノで売り上げが回復している中で、マカオはどう進化していくのか?注目していきます。