ネバダ州、ラスベガスのカジノが好調で13億ドルのギャンブル収益に

15ヶ月連続で10億ドル越えを達成の予定

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ラスベガスのカジノ売上が好調

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この記事の概要

アメリカのネバダ州は、2022年5月度のギャンブル収益が前年同月比で6%増となる13億ドルで15ヶ月連続の10億ドル越えを達成したことが明らかとなりました。詳細をお伝えします。

アメリカのネバダ州は、2022年5月度のギャンブル収益が前年同月比で6%増となる13億ドルに達する予定であると発表しました。これで、15ヶ月連続で10億ドル越えを達成し、堅調な業績を維持していることが明らかとなりました。

ラスベガスストリップエリアの売上が好調

同州において、最もギャンブル収益が高かった地域は、大手のカジノ施設が集中しているラスベガスの属するクラーク郡となります。

前年同月比は7%増の11.2億ドルとなりました。さらにその中心エリアであり多くの巨大施設が乱立しているラスベガスストリップエリアでは、コロナ規制緩和後のカジノ客の増加を反映する形で収益が12%増の7億3150万ドルとなり右肩上がりで収益が増加し続けていることがわかります。

しかし、その一方でノースラスベガス地域では前年同月比で5%減の2540万ドル、ラフリン地域でも3%減の4670万ドルとなりました。ラスベガスの中心エリアであるラスベガスストリップとは対照的にギャンブル収益が低迷しています。その理由として、これらの地域では地元客が主な収益源となっているからです。

ラスベガスはインバウンド客をはじめ、他の国や地域から観光客が多くなったことで売上を増やしています。

その一方で、地元住民が客となる地域密着型のギャンブル産業では、新型コロナウイルスの規制が緩和や撤廃された後も、失業や給料の減収などでギャンブルに投じる額が減り、プレイから遠ざかる客がいるなどコロナ禍からの回復が遅れているからだと推測されています。

なお、カジノでのゲーム別の売上げは、すべてのタイプのゲームで増加しているようです。

こうしたギャンブル収益のうち最も多かったのはカジノのスロットによる収益で、ネバダ州全体として3億9100万ドルに達しているそうです。 マカオが新型コロナウイルスにより緊急事態を迎えている中で、堅調な復活を見せているラスベガスのカジノ。最新の売上も、今後に期待できるものとなりました。