アメリカの人気カジノ施設「ハリウッドカジノ」がキャッシュレス化へ前進

順調に進めば2022年後半から段階的に導入

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この記事の概要

カジノ施設「ハリウッドカジノ」は、州の規制当局による認可が下りたことを受けキャッシュレス化に向かって前進していることを明かしました。

ペンナショナルゲーミングが運営し、ウェストバージニア州チャールズタウンにある人気カジノ「ハリウッドカジノ」は、州の規制当局による認可が下りキャッシュレス化に前進したことを発表しました。

カジノでもキャッシュレス化が進んでいく

これは、地元メディア「メトロニュース」などが報じたものです。

それによると「ハリウッドカジノ」は、すでにキャッシュレス化が完了しているペンシルベニア州、オハイオ州、ミシガン州など店舗に倣う形で、ホール内のキャッシュレス化を計画。州当局への申請を行っていました。

それを受け、州当局内の検討委員会では同カジノからのキャッシュレス化に関する提案書類などを精査することになりました。当初は「キャッシュレス化によって、プレイヤーがゲームの中断を余儀なくされたり、面倒な操作を求められたりといった事態が起きるようでは問題」(同委員会の議長をつとめるケン・グリア氏)と、煩雑さへの懸念などから、慎重な意見も出ていたといいます。

一方、同委員会のロイ・シュルーズベリー氏をはじめとする賛成派の委員からは、キャッシュレス化による利便性の向上や現金を持ち運ばないことで安全性が向上するなどの利点を指摘する声も出ていたそうです。

仮承認としてプロジェクトを前進

さらなる検討を続けた結果、同カジノのキャッシュレス化をテスト的に稼動させ不具合や問題点などがないかを確認するという案で仮承認プロジェクトを前進させることになりました。

こうした決定を受ける形で、「ハリウッドカジノ」のバイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーは、今年の後半にキャッシュレス化の最初の段階がスタート可能となる見通しであることを明かした上で、「デジタルウォレットとデジタルプラットフォームは様々な企業が導入している先進的な試みです。我々もそうした試みができる企業であることを示せたらと考えています」とコメントしています。 世界的にさまざまなサービスでキャッシュレス決済が進む中、カジノでも次々と取り入れられそうです。

※画像は「ハリウッドカジノ」公式HP