イギリスの「グロブナーカジノニューカッスル」でポーカーの敗者に7万ポンド

獲得した男性は両親の住宅ローンを返済へ

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英・セントジェームズブルバード『グロブナーカジノニューカッスル』でポーカーをプレイしていた若者が、酷い手で負けたものの、70500ポンドもの賞金を獲得し、話題となっています。

セントジェームズブルバードのカジノ施設「グロブナーカジノニューカッスル」で行われたポーカーゲームのプレイヤーが、7万500ポンドの賞金を獲得し話題となっています。

ポーカーでフォークイーンを出して負ける

地元のパブなどでポーカーの腕前を磨いていたというイングランドのノーサンバーランド在住の工場労働者・スコット・ターナーさんは、この日「グロブナーカジノニューカッスル」で行われたゲームでフォークイーンをヒット。

しかしその際に、対戦相手で、タインサイド在住の左官だというロブ・ホワイトハウスさんが、まさかのストレートフラッシュを出したことで敗北してしまいました。

スコットさん自身が「ストレートフラッシュで負けたときは、信じられなかった。だって、僕のフォークイーンがトップになると信じて疑わなかったから…」と語っているように、この展開に大きなショックを受けたようですが、思わぬ展開が訪れます。なんと、ホワイトハウスさんと一緒に巨額の賞金を手にしたのです。

「酷い負け方をした敗者」に向けて高額賞金

これは「グロブナーカジノ」が全国展開している「ナショナル・バッドビート・ジャックポット」が適用されたためです。各地のポーカールームやカジノなどから徴収する形で蓄積していた賞金を、勝利する確率の高い手で負けたプレイヤーに対して救済・慰め的な意味合いで支払うというシステムに則ったもの。

今回のケースでは、フォークイーンで勝てると確信していたスコットさんが、ストレートフラッシュのロブさんに惨敗するという、あまりに酷い展開でした。このことは、スコットさんが「酷い負け方をした敗者」=「バッドビート・ジャックポットでの勝者」と見なされることを意味しているため、ゲームに勝ったロブさんよりも多くの賞金を手にすることができるのです。

結局、「バッドビート・ジャックポットでの勝者」としての取り分に加え、プレイヤー全体での分配金も獲得できたスコットさんは、7万500ポンドを手にすることとなりました。

この賞金の使い道については、両親の住宅ローンの残債を返済する意向であると話しているそうです。

同カジノのジェネラルマネージャーをつとめるウェイン・シーキー氏は「数ある店舗の中で、まさか我々のニューキャッスルでナショナル・バッドビート・ジャックポットが出るとは思ってもいなかっただけに、大変興奮しています。我々は地元の2人のお客さんに対して、彼らが忘れえぬ夜を作ることができたことを、光栄に思っています」とコメントしています。 負けても思いがけない高額賞金が舞い込んだ今回の勝負。ポーカーの世界は奥が深いと言える出来事です。

※写真は「グロブナーカジノニューカッスル」公式サイトより