先住民族ポタワトミ族のポカゴンバンドがインディアナ州北部のサウス・ベンドで運営するカジノ施設「フォーウィンズ・カジノ・リゾート」。この人気施設で、ノーリミットテキサスホールデムをプレイしていた客が32万2104.80ドル(約4300万円)相当の「バッドビートジャックポット」をヒットしその場でプレイしていた7人の客に賞金が分配されたことが明らかとなりました。
負けたのに16万1052.40ドル(約2200万円)を獲得
これは、同カジノがプレスリリースなどで明らかにしたものです。
今回、バッドビートジャックポットをヒットさせたのは、地元・インディアナ州のグランジャーに住むチャールズさん。彼はノーリミットテキサスホールデムをプレイしていた際に、「2」のフォーカードで勝利を確信していたものの、他のプレイヤーが「7」のフォーカードでまさかの勝利。
しかし、このショッキングな敗北が、32万2,104.80ドル(約4300万円)のバッドビートジャックポットの対象となり、彼はゲーム規定に基づき、その50%にあたる16万1052.40ドル(約2200万円)を獲得。チャールズさんに勝利したトーマスさん(ミシガン州サウスヘイブン在住)は、さらにその半分にあたる8万0526.20ドル(約1100万円)を獲得しました。
この勝敗に直接絡んだチャールズさんとトーマスさん以外にも、ブリストル、エルクハート、グレンジャー、バルパライソ、ワルシャワなどの同系列の施設からオンラインを通じて参加していた他の5人のプレイヤーも、ジャックポットの25%にあたる1万6105.24ドル(約210万円)を均等に割った額をそれぞれ受け取ることとなりました。
ユニークな取組のバッドビートジャックポット
ジャックポットとは違い、チャールズさんがヒットさせたバッドビートジャックポットは、通常ならば勝てるような強いハンドで勝負したにもかかわらず、不運にも他のプレイヤーがさらに強いハンドを持っており敗北したケースに対して支払われるというものです。
ある種の「救済システム」的な性質を持ったもので、一般には「災難なプレイヤー」である最大の敗北者が賞金の大半を受け取れます。勝利したプレイヤーがそのさらに半分程度を受け取るほか、同じテーブルについてプレイしていた他の客が残りの額を頭割りした賞金を配当として受け取れるなどの取り決めが大半です。
「フォーウィンズ・カジノ・リゾート」では、今回のチャールズさんによるヒットの前にも、2022年3月28日にも22万3456ドル、2022年4月11日に14万5828ドルをバッドビートジャックポットとして受け取ったプレイヤーがいるそうです。
一緒にプレイしただけで賞金を受け取れるユニークなシステム。こんな幸運に出会えるのもカジノならではの醍醐味となっています。
※画像は「フォーウィンズ・カジノ・リゾート」公式HPより