ミシガン州のゲーム規制当局が発表したところによると、同州のデトロイトにある3箇所のカジノは、コロナ禍前の状態とはいかないものの、いずれも回復傾向にあると発表しました。
2021年よりも回復傾向にある
これは先頃、同規制当局が発表した最新の報告書で明らかとなったものです。報告書によると、デトロイトにある3つのカジノは2022年3月も高収益をあげ、収益は合計1億2286万ドルとなりました。
これは2021年3月に発表された1億1384万ドルよりも増加しています。コロナ前の1億4000万ドルに比べれば、物足りない数字になっています。
カテゴリーでは、スポーツブックが2021年の300万ドルから調整済み総収入計193万ドルに大きく減少しました。
また、個々のカジノについても収益が発表されています。
収益トップとなった『モーターシティー・カジノ・ホテル』が、総収入で71万8442ドルに、続いて『グリークタウン・カジノ・ホテル』が66万4550ドル、3位は『MGM・グランド・デトロイト・カジノ』の54万5336ドルとなっています。
なお、2022年来の売上となると順位は大きく異なり、『グリークタウン・カジノ・ホテル』が総収入でおよそ130万ドル、『MGM・グランド・デトロイト・カジノ』は85万2039ドル、『モーターシティー・カジノ・ホテル』が83万9588ドルとなっています。 2022年3月に『モーターシティー・カジノ・ホテル』が大きく数字を伸ばした結果となりました。
テーブルゲームとスロットマシンに共に好調
なお、いずれのカジノにおいてもテーブルゲームとスロットマシンによる売上は好調となっているようです。
デトロイトのカジノは、地域の雇用を支えているだけでなく、事業者として州と市に多額の税金を納めていることもありさらなる回復に期待が寄せられています。
アメリカのカジノ施設では、全体的に2022年に入ってから売上が回復しています。各地の動向を今後も注意深くリサーチしていきます。