「シティーオブドリームスメディテラニアン」の立ち上げに3倍のスタッフ増員

「シティーオブドリームスメディテラニアン」の立ち上げに3倍のスタッフ増員

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アジアやヨーロッパでカジノを含む統合型リゾート施設(IR)の開発・運営を行っている『メルコリゾーツ&エンターテインメント』。日本でも、横浜市が推進していたIR誘致に名乗りを上げていたことで注目を集めていました。

その『メルコリゾーツ&エンターテインメント』が設立したキプロス法人の『メルコ・キプロス』が、2021年11月24日に現在予定されている旗艦施設となる『シティーオブドリームスメディテラニアン』の立ち上げに際して、今後の数ヶ月間で従業員を新たに雇用し260%程度増員する計画にあると発表しました。

これは、キプロスで2021年11月26日に開催したリクルートイベントで同社が発表したものです。現在は、地元の労働者を中心に約700人の従業員を雇用していますが、その数を2500人まで増やす見込みだと言われています。また、『シティーオブドリームスメディテラニアン』を建設する過程では、関連する工事関係者などを含めると約4000人もの地元住民に対して雇用機会が創出される見通しであるとしています。

なお、現在行っている求人は、リマソール(C2臨時カジノ)、ニコシア、アヤナパ、パフォス(サテライトカジノ)の各施設となるそうです。しかし、雇用を促進しながらも『シティーオブドリームスメディテラニアン』は新型コロナの影響もあり、開発時期が延期されています。いまのところ、明確な開業の時期は正式に発表されていません。

『メルコ・キプロス』は、アジアを中心にカジノ施設に投資し、開発・運営している『メルコリゾーツ&エンターテインメント』と、キプロスを拠点としている『キプロスファソウリ』が手を結ぶ形で設立したベンチャー企業で、既に管轄区域における30年間の独占ライセンスを獲得しています。

同グループを率いる『ローレンス・ホー』は、『シティーオブドリームスメディテラニアン』について、進捗は極めて順調であることを2021年11月初旬に語っています。このままいけば、2022年の後半には開業できると期待されていますが、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」が発見されるなど予断を許さない状況にあります。 世界的にも新型コロナウイルスの猛威はまだ収まっていない中で、どのタイミングで『シティーオブドリームスメディテラニアン』は開業できるのか、注目が集まっています。

【参考】メルコリゾーツ&エンターテインメント