大阪・カジノを含むIRが実現の方向、政府が整備計画の認定すすめる

長崎県の誘致計画については認定見送りか?

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大阪・カジノを含むIRが実現の方向

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大阪府・市がすすめるカジノ誘致について、政府が整備計画を認定する方向で調整しているとされています。また、長崎県については、認定が見送られる方向だとの報道も。詳細をお伝えします。

「ダブル選」が行われた大阪では、「知事選」において地域政党・大阪維新の会「吉村洋文」氏が再選しました。さらに、大阪市長選では、吉村氏と同じ大阪維新の会に所属する幹事長の横山英幸氏が初当選。大阪維新の会が、改めて強さを見せた選挙となりました。

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大阪では、大阪府知事選挙と大阪市長選挙が行われました。カジノを含む統合型リゾートの誘致計画が争点となった選挙。結果をまとめて紹介します。

全国初のカジノを含む統合型リゾートが誕生か?

そんな大阪では、現在カジノを含む統合型リゾートの誘致計画が進んでいます。候補地を「夢洲」として、事業者に「日本MGMリゾーツ」と「オリックス」を中心に設立した「大阪IR株式会社」を設定しています。

大阪のカジノ誘致について、各主要メディアは政府が大阪府・市の整備計画を認定する方向で調整していると報じています。関係者の証言として、2023年4月14日にも「岸田総理大臣」がIR推進本部を開いた上で、認定の判断を行うとしています。これで、正式に国から認定されれば、全国初のカジノを含む統合型リゾートが誕生することになります。

この報道に対して、大阪市の横山市長は地元テレビ局の取材に、国から正式な通知はないとした上で、「情報が本当ならば、前向きにIRの開業に向けて周到な準備を進めていく」とコメントしています。

【参照】関西テレビニュース「大阪の“IR”が現実に 14日にも政府が計画認定の方針 大阪W選で“維新圧勝”直後のタイミング 」

2022年4月には、国に対して「IRの整備計画」を提出。大阪府・市では2022年中に結果が出ると想定し、カジノを含む統合型リゾートの開業を2029年秋から冬の予定にしていました。今回、4月に認定が出たとしてもかなり遅い決定になりそうです。

一方で、同じ時期に申請を行っている長崎県については、内容を見極める必要があるとして判断は見送る案が出ていると報じられています。

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記者の一言メモ

新聞やテレビが、大阪に関するカジノを含む統合型リゾートの誘致計画について認定の方向で話が進んでいると報じています。しかし、長崎県についてはネガティブな報道が行われました。結果はどうなるのか?正式な発表を待ちたいところです。

【参照】読売新聞オンライン「「長崎IR」認定見送りへ…大阪の整備計画は認定、29年秋~冬頃の開業目指す」