岸田文雄首相、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業は「重要な取り組み」

改めてIR事業の大切さを説明

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岸田文雄首相は、2021年10月11日に開かれた衆院代表質問で、カジノを含む統合型リゾート(IR)事業について言及しました。

立憲民主党の辻元清美副代表から「安倍政権、菅政権の成長戦略の象徴が原発輸出とカジノ付きIRでした。カジノは岸田総理が懸念する分断と格差を生み出すそんな新自由主義の装置のように私には見えるのです」との発言がありました。

これに答える形で、岸田首相は「我が国が観光先進国となるうえで、IRは重要な取り組みであると考えます。我が国のIRは依存防止対策などを講じつつ、カジノだけではなくして、国際会議場や大規模なホテルなどを併設し、家族で楽しめる観光拠点を作るものです」と説明をしました。

これに先立って、2021年10月5日に記者会見を開いた斉藤鉄夫国土交通相もIR整備に関して「観光立国の実現に向けた重要な政策だ。法に基づき必要な手続きを進める」と話し推進をしていく構えを見せています。

今後のスケジュールは、各自治体が事業予定者と一緒に『区域整備計画の作成』や『基本協定の締結協議』を作っていきます。

その上で、2022年4月28日まで各自治体が国に申請し、最大3ヶ所が選ばれてIR候補地として正式に認定されるという予定となっています。