カジノゲームアプリがアメリカではiOSだけで10億ドル近い収益に

今後も売り上げは拡大していく予想

公開日:

scroll

モバイルアプリに関するマーケティングなどを行うLiftoff Mobileが、モバイルゲームに特化した分析プラットフォームを提供するGameRefineryと共同で「ソーシャルカジノゲームアプリレポート」を発表しました。

このレポートでは、日本でも今年大流行した『ソーシャルカジノゲームアプリ』のトレンドや収益などに関しての数値をまとめています。

まず、『ソーシャルカジノゲームアプリ』のユーザーは、世界的に年齢層が高く半数以上が45歳以上となっています。(GameRefinery調べ)。ユーザー層は男女でほぼ半々となり、これまではカジノといえば男性のイメージが強かったですが女性からの人気も高いようです。

GameRefinery社のゲーム分析責任者のJoel Julkunenは「新型コロナの感染拡大に伴い、モバイルゲームへの需要が増えたことを考えると、ソーシャルカジノ分野のモバイルゲームの人気が高まることは自然なことであると言えます。また、ソーシャルカジノゲームアプリは今後も新たな動きや成長が見られることが予測されます」とコメントをしています。

新型コロナウイルスの影響もあり、世界各国のカジノへの入場が難しくなる中で、『ソーシャルカジノゲームアプリ』が大ヒットしたと予測されます。無料で遊べるアプリも多く気軽にカジノの疑似体験ができることが人気の秘訣となっています。

この『ソーシャルカジノゲームアプリ』ですが、アメリカのiOSアプリとしては全体的な数字として、新型コロナウイルスのピークだった2020年第3四半期から2021年第2四半期にかけて、9億9000万ドルの収益を記録しました。アメリカでは既にワクチン接種が広まり、多くのカジノ店舗が営業を再開していますが『ソーシャルカジノゲームアプリ』は成長を続けています。2021年第2四半期までに、四半期利益は2億6,000万ドル以上の新高値を記録しました。

アメリカでは、全体的なゲームアプリのシェアが、2020年第3四半期の19.43%から2021年第2四半期には18.89%と低下していることを考えると、『ソーシャルカジノゲームアプリ』が成長を続けているのは異例のことだと言われています。

日本でも『ポーカーチェイス』や『mHOLD’EM(エムホールデム)』などポーカーを遊べるカジノゲームが人気となっていますが、これからもこのブームは続きそうな勢いとなっています。