チェコ共和国のロズヴァドフにある『キングズカジノ』で開催された『ワールドシリーズオブポーカー(WSOP)ヨーロッパ 2021』のメインイベントで、地元・チェコ出身のポーカープレイヤーのヨーゼフ・グラス(Josef Guláš Jr)が、フランスの強敵プレイヤーのジョアン・ギルベールを破り、見事栄冠に輝きました。
🥇🏆🥇 WSOPE Main Event Winner 🥇🏆🥇
— King's Resort (@PokerroomKings) December 9, 2021
This years €10,350 main event created history by breaking all kinds of records! 688 entries & 1st place €1,276,712.
Local hero 🇨🇿 Josef Gulas JR. 🇨🇿 (qualified for €250) claimed the victory after a defeating 🇫🇷 Johan Guilbert 🇫🇷 heads up. pic.twitter.com/pknhJZMzAu
グラスは、2021年12月8日の対戦を2020万のチップで開始。リーダーとして7人のファイナルテーブルに臨みました。ドイツの「アレクサンドル・タカチェフ」が2位、フランスの「ギルベール」が続き、以下はギリシャの「アタナシオス・キダス」、オランダの「トーマス・デニー」、スロバキアの「スタニスラフ・コレノ」、マケドニアの「アレクサンダル・トライコフスキー」と、それぞれが脅威となり得る好敵手ばかりとなりました。
対戦では、まずコレノとデニーの両名が最初の手でダブルアップを目指したものの、これがかなわず、次いでタカチェフがコールしギルベールが賭け金を上げたところ、これにキダスが呼応しました。
デニー以上にアクションを戻す展開に出るなど序盤から白熱した展開となりましたが、終盤ではギルベールとグラスの一騎打ちに。一手一考を多くのポーカーファンが見守る中で激しくせめぎあった両者でしたが、最後は地元チェコ出身のグラスが、熱戦に終止符を打つことになりました。
各プレイヤーの今回の大会の成績は以下の通りでした。
1位ヨーゼフ・グラス(チェコ共和国):1,276,712ユーロ
2位ジョアン・ギルベール(フランス):789,031ユーロ
3位アレクサンドル・タカチェフ(ドイツ):558,505ユーロ
4位アタナシオス・キダス(ギリシャ):401,344ユーロ
5位スタニスラフ・コレノ(スロバキア:292,862ユーロ
6位アレクサンダル・トライコフスキー(マケドニア):217,854ユーロ
7位トーマス・デニー(ギリシャ)、163,434ユーロ
8位イリア・サヴェスキー(マケドニア):125,052ユーロ
『ワールドシリーズオブポーカーヨーロッパ 2021』のメインイベントの勝利によって、ヨーゼフ・グラスは「$1,444,636」のプライズを獲得することになりました。
【参考】The Hendon Mob
日本のプレイヤーのレベルも上がっている中で、こういった世界大会での活躍をぜひ見てみたいものです。