世界最大級のカジノの祭典!優勝賞金が10億にもなる「WSOP」って何?

日本人ポーカープレイヤーも多数参加

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現在、アメリカのラスベガスで開催されている『WSOP2021』。2020年の大会はコロナで中止となりましたが、今年は感染予防対策を万全にしての開催となりました。多くのポーカープレイヤーが世界各地から集まっているようです。

この『WSOP』は、歴史が古く1969年にテキサス州で開催された『Texas Gambling Reunion』を基にして誕生したと言われています。ラスベガスのカジノ『ビニオンズ・ホースシュー』のオーナーだったベニー・ビニオンが創設者で、自身もポーカープレイヤーだったそうです。

始めはそこまで規模の大きい大会ではなかったのですが、1971年から賞金制となったことで人気が爆発。参加者が増えたことで賞金総額も上がり続けていました。

過去最高の優勝賞金として公開されているのが、2006年の1200万ドルを獲得した『ジェイミー・ゴールド』さんで、日本円にすると12億円を超えています。ここ最近でも10億円近い賞金が毎年獲得できることで、『WSOP』には一攫千金を狙ったポーカープレイヤーが多く参加しています。選手の参加費が増えることで高額の賞金が維持できるという好循環ができています。

さらに、賞金は優勝者が総取りをするわけではなく、ファイナルテーブルに残る約9人のプレイヤーに1億円近い賞金が確約されるという、とんでもない大きな規模の大会となります。

2004年からは『シーザーズ・エンターテインメント』が運営の主体となり、世界で最も有名なポーカーの大会と言われています。

主な競技としては、『テキサス・ホールデム』『オマハ・ホールデム』『セブンカード・スタッド』などで争われます。アメリカで人気が高い大会で、2002年以降はスポーツ専門チャンネルESPNで中継が行われることでも有名です。

WSOPへの参加ルールは?

この大会に参加するには、トーナメントを勝ち上がるためのサテライト予選に参加するのが通常の方法で、参加費用はゲームによって1000ドルから3000ドルに加えて手数料がかかります。また、予選後に行われる『メインイベント』に進むには1万ドルを支払えば自動的に予選免除になるエントリー方法もあります。ただ、あまりに高額な参加料金のため、よほど自信のあるプレイヤーしか、この予選免除の方法は使わないようです。

全米で放映もされる『メインイベント』の出場をかけて競うのですが、参加するには会場となるラスベガスの『リオ・オールスイート・カジノ・ホテル』に行く必要があります。

専用の受付所が設置されているので、ここで登録をして管理カードを貰います。さらに、トーナメントへの参加を別の場所で行います。身元などを確認されるのでパスポートの持参と、参加費を支払う必要があります。登録が受け付けられたら、テーブルと座席番号が渡されるのでルールに則ってポーカーを始めます。

今年も多くの日本人プレイヤーが参加を

今年開催の『WSOP2021』には、さまざまな日本人プレイヤーが参加している様子が、SNSで確認できます。『一ノ瀬公聖』さんや、『木原直哉』さん、『世界のヨコサワ』さんなどが現地の様子をTwitterで報告しているので、それを眺めているだけでも楽しめます。

新型コロナウイルスの影響がありながらも、開催となった『WSOP2021』。今回は、どんな大会になるのか?気になる所です。