アメリカのMGMリゾーツ運営のIR施設が、大規模な改装工事へ

最新技術を駆使した施設を目指し2024年に竣工の予定

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MGMリゾーツが、所有しているIR施設の大規模な改装に入ると発表しました。詳細をお伝えします。

カジノを含むIR大手・MGMリゾーツが運営しているIR施設「マンダレイベイ・リゾート&カジノ」は、2022年10月12日に同リゾート内にあり、規模・質ともに米国屈指の施設として知られるコンベンションセンターを、1億ドル(約149億円)の巨費を投じて改装することを発表しました。

現状の施設よりもよりハイテク化

今回の改装は、現代の会議におけるニーズやツールの変化を考慮した形で、現状の施設よりもよりハイテク化されたものとする狙いがあるそうです。

具体的には巨大なデジタルサイネージの設置のほか、最近になって会場全体に導入されたというイーサネットケーブルによる高速通信網のさらなる充実化、最大24フィート×13フィートもの巨大なデジタルウォールを使った会議の実現、さらには55インチの両面可動式フレキシブルディスプレイ20基の追加設置を予定。

セキュリティ面でも、各会議室へのRFIDロックの取り付けや、200台ものモーション検知カメラの設置など、最新の技術を用いた施設へのアップグレードを目指すといいます。

こうしたハイテク化はもちろんのこと、同コンベンションセンターがもともと持っている魅力的な南国テイストを強調するとしています。

デザイン面でのブラッシュアップをかけるほか、より明るい照明や、座り心地の良い座席の設置など、外見のみならず、使用感という意味でも、質の向上を目指す方針であるそうです。

今回のリニューアルについて、「マンダレイベイ・リゾート&カジノ」のセールス担当副社長をつとめるアーネスト・ストヴァル氏は現地メディアの取材に対して、「このコンベンションセンターでは、毎年、トップクラスのイベントや見本市などが開催されていますが、そうした各種催事を見ているうちに、より現代のニーズに応えた魅力的な施設にするべく、改装しなくてはならないと感じていました。お客様であるミーティングプランナーの皆様から寄せられた声を伺いながら、リニューアル&アップグレードされたこの施設が、今後、様々な形で彼らの期待やニーズを上回るものとなると、私は確信しています」と、今回の改装に自信を垣間見せています。

※画像は「マンダレイベイ・リゾート&カジノ」公式HPより