マカオで混乱が続く!新型コロナウイルスにカジノ関係者も感染

感染者が確認されたカジノスペースは限定的に閉鎖へ

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マカオで新型コロナにカジノ関係者も感染か

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世界一のカジノに関する売上をほこるマカオで、新型コロナウイルスの市中観戦に関する混乱が続いています。詳細をお伝えします。

世界最大規模のカジノによる売上をほこるマカオで、新型コロナウイルスに関する混乱が続いています。

劇場やフィットネス施設などは営業停止に

マカオでは新型コロナウイルスの市中感染が確認され、政府はバーや映画館、屋外の公園閉鎖などを含める感染拡大抑制策を行っています。

その中でも、カジノは営業継続を許可されていますが、劇場やフィットネス施設などは現地時間の2022年6月23日午後5時から営業停止が義務付けられています。また、飲食店に関しても持ち帰りのみの営業となる予定です。

マカオでは感染者が100人を超えている規模ですが、市中感染を素早く抑えるために、住民60万人以上に対して2度目の集団検査を受けさせています。

陽性者の中にはカジノ従業員や客も含まれているということで、多くが「グランド・リスボア・パレス」で行われた結婚披露宴に関係していたと言われています。

感染者が出たカジノホテルは、当局によって封鎖され濃厚接触者などが隔離されています。

カジノ勤務者にも感染者が出た

マカオの基幹産業であるカジノ施設は、さまざまな対策を行いながら営業は続けていますが、これ以上感染者が増えることになると閉鎖もあり得る事態となってきました。

マカオ政府のトップとなる賀一誠行政長官は、今回の新型コロナウイルスに関する記者会見で、カジノスペースで感染者が見つかった場合は個別に閉鎖すると発表しています。

客はもちろんのこと、従業員にも新型コロナウイルスが迫っていることで予断は許せない状況となっています。

ちなみに、陽性が判明した住民の中には、カジノ勤務者も複数人いて、職種は事務、ディーラー、ピットボス、清掃と発表されています。今後、検査がすすむ中でさらなる感染者が発表される可能性は高くなっています。

コロナ禍から復帰を果たそうとしていたマカオ。ラスベガスを中心とした欧米のカジノ施設では売上が飛躍的に回復している中で、マカオは出遅れることになりそうです。