マカオで新型コロナの市中感染を確認しカジノ施設も大打撃を受ける

入境規制も強化され売上が1週間は0に近い可能性も

公開日:

マカオの市中感染でカジノも大打撃

scroll

この記事の概要

マカオで新型コロナウイルスの市中感染が確認され、カジノ施設も大打撃を受けています。詳細をお伝えします。

世界最大規模のカジノ売上を誇るマカオが、またも新型コロナウイルスによる打撃を受けそうです。

カジノに関する収入が1週間はほとんど無くなる

マカオでは、新型コロナウイルスの市中感染が確認され、約60万人と言われる住民に対して集団検査が行われています。

マカオで市中感染が確認されたのは実に8カ月ぶりで、すでに学校、政府機関などは閉鎖されているとのことです。

カジノ施設は営業を続けていると言われていますが、今回の集団検査が2022年6月21日まで3日間にわたって実施されることで大打撃を受けることは間違いありません。

というのも、施設が営業をしていてもほとんどの住民が自宅待機を要請され、カジノ関係者も例外ではありません。また、これだけ厳戒態勢となっていればカジノを遊びに来る客も激減することが予想されます。

現に、レストランや飲食サービスは停止されているようで、入境規制も強化されています。

2022年6月20日午前の株式市場ではカジノ株が軒並み急落し、サンズ・チャイナは8%以上の下げ幅を記録しています。アナリストは、少なくともカジノに関する収入が1週間はほとんど無くなると予想しています。

感染源が不明なまま市中感染が広がっている

マカオでは、特殊な構造もあり公立病院が1つしかないため医療体制が逼迫しています。さらに、今回は感染源が不明なまま市中感染が広がっていることに、危機感を抱いているようです。 ラスベガスなどではカジノの売上が急激に回復している中で、マカオでは最新となる2022年5月のデータで、33.41億パタカ(約536億円)となり、前年の同月から比べると約68%減少した数値となっています。

関連記事

マカオの2022年5月「月次カジノ売上」が前年同月から68%のマイナス

2022年6月1日にマカオにおけるカジノ売上の最新データが発表されました。詳細をお伝えします。

コロナ禍から売り上げの回復がうまくいっていないマカオで、今回の市中感染はさらなる打撃になることが予想されます。

はたして、世界最大のカジノ都市であるマカオは、復活することができるのか?注目です。