また?マカオで新型コロナ感染者確認し主要カジノが封鎖へ

マカオのコタイ地区でMGMチャイナが運営するカジノが対象

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マカオで新型コロナ感染者確認

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マカオで新型コロナウイルスの感染者が出現し、カジノ施設や周辺の施設が封鎖されています。詳細をお伝えします。

世界最大規模のカジノ産業で有名なマカオで、またも新型コロナウイルスに関する混乱が起きそうです。

感染者の一人がカジノ施設で働くカジノディーラー?

マカオでは、2022年10月26日ころから市中で新型コロナ陽性者の確認が相次いでいました。複数の新型コロナウイルス感染者が確認されたことを受けて、主要カジノの一時封鎖などが行われています。

これは、マカオのコタイ地区でMGMチャイナが運営するカジノ利用者から、新型コロナウイルスの感染者が出たことが発端となっています。マカオでは、先週まで3カ月以上に渡って新型コロナの感染者が確認されていませんでした。

この事態を受けてマカオ政府は声明を発表。カジノ・ホテルの従業員と、施設内にいた利用者は全員が2022年11月1日まで施設内にとどまるように指示されました。さらに、感染拡大を起こさないためにも、隣接する店舗や飲食店にも封鎖を継続すると説明しています。

マカオにいる70万人の住民には、2022年11月1日までに、ウイルス検査を受けるよう要請しています。

マカオは、これまで数回にわたって新型コロナウイルスによって、ロックダウンなど危機的な状況に陥ってきました。しかし、感染者がいなくなったことを受けて、2022年11月には2年半ぶりに中国本土からの団体観光客の受け入れが許可されていたところでした。

今回は、感染者の一人が前述のカジノ施設で働くカジノディーラー職だったという報告もあり、さらなる感染の拡大が懸念されています。

2022年6月18日に「オミクロンBA.5」の市中感染が確認

マカオでは、2022年6月18日に「オミクロンBA.5」の市中感染が確認され、その後の2022年7月11日からほとんどの施設が閉鎖する事態となりました。これによって、2022年7月はほとんどのカジノ施設で売上が壊滅的に激減。

しかし、封じ込めに成功してからは徐々に観光客も戻り始め、売上も回復している途中でした。

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今回の新型コロナ感染者の出現で、再度のロックダウンもあるのか?注目していきます。