アメリカのギャンブル都市・ラスベガスでは、2022年4月のギャンブル収益が11億3000万ドルに達し 14ヶ月連続で10億ドルを突破する勢いであることがわかりました。
2022年4月のギャンブル収益は11億3000万ドル
これは、ネバダ州ゲーミング委員会などの発表を基に現地メディアが報じたものです。
同州における2022年4月のギャンブル収益は前年同月比で8.6%増の11億3000万ドルとなり、14ヶ月連続で10億ドルの大台を突破。
その内訳に注目すると、スロットマシンによる収益が目立ち2021年4月を上回る8億400万ドルとなったほか、テーブルゲームも前年同月比32%増の3億2400万ドルと、いずれも2021年4月より大幅に増加しています。
好調だった2022年3月に比べれば全体として17%減、スロットマシンの収益でも11%ほど少なくはなっているものの、世界のギャンブル市場全体で見ると、未だに新型コロナウイルスによるコロナ禍が完全に終息していないことを考慮すれば充分すぎるほどに健闘しているといえます。
改めてカジノのメッカ・ラスベガスならではの底力を見せた形といえそうです。
新施設の開発も続いている
なお、こうした好調な業績はラスベガス界隈にさらなる活気を与えており、たとえば2022年3月には、開発・投資大手のオークビューグループが、ラスベガスストリップ地区のすぐ南に位置するブルーダイヤモンドロード地区に、25エーカーの土地を購入。
そこに30億ドルを投じて、新たにエンターテインメント施設を開発・建設する計画を発表しています。
この計画では85万平方フィートに客席2万席の大型アリーナに加え、ホテルやカジノ、さらには円形劇場を建設するとしています。
このほかにも、2023年後半にオープン予定の複合施設「MSGスフィア」や、「フォンテーヌブロー・ラスベガス」がストリップ地区でオープンさせる予定の新施設「ビッグブルー」など、続々と新たな計画が発表されています。
こうした点にも、ラスベガスのギャンブル業界が好調をキープしていることが垣間見えるといえそうです。