カジノエリア「ラスベガスストリップ」の規模が3倍まで拡大する可能性が浮上

ネバダ大学のアラン・フェルドマン氏が分析・言及

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ラスベガスの中心部・ラスベガスストリップについて、現在の3倍程度の規模にまで拡大する見通しだと、カジノ・ギャンブルの専門家が分析・言及しています。詳細をお伝えします。

多くのカジノが軒を連ね、賑わいを見せているアメリカラスベガスの中心部・ラスベガスストリップ。このエリアが、今後3倍の面積にまで拡大する見通しであることを専門家が分析・指摘し注目を集めています。

「数十年に渡って中心地が拡大し続ける」

モハーヴェ砂漠内にあり住環境としてはお世辞にも良いとはいえない土地であったラスベガスは、1946年に「フラミンゴホテル」などが登場したのを皮切りに、続々と宿泊施設やカジノが建設されるようになりました。

1959年に旧空港の入口近くに「Welcome to Fabulous Las Vegas」の文字が並ぶ看板を掲げてから、その開発は一気に加速。中心部であるラスベガスストリップの全長は4.2マイルにまで達するほどの成長ぶりを見せることになりました。

しかもその発展は現在も続き、「数十年に渡って中心地が拡大し続ける」という状況になっているようです。

実際、オークビューグループは、ブルーダイヤモンドロードのカジノホテルを備えたアリーナとアミューズメントエリアを開発中で、それとは別にサハラ・アベニューにもスポーツスタジアムが建設される話があります。それらが実現すれば、将来的には2つのスタジアムを両端とする形で、その間に位置するエリアの開発がさらに激化し結果としてラスベガスストリップは8マイル程度の範囲まで拡大する可能性が浮上しているというわけです。

いまも開発・建設計画が進んでいるラスベガス

発表されている開発・建設計画などを確認すると、2022年7月にはラッセルロードの南側に「ドリーム・ラスベガス・ホテル&カジノ」が起工したほか、ステーションカジノがラスベガス大通りとカクタスアベニューの南西側の角に126エーカーもの広大な土地を購入したと言われています。

カジノを含むIR大手のMGMリゾーツ・インターナショナルの元幹部で、カジノ・ギャンブルに関する専門的な研究を行っているネバダ大学のアラン・フェルドマン氏が「ラスベガス・レビュー・ジャーナル」紙でエリア拡大についてコメントしています。同氏は「最終的に、ラスベガスストリップは現在のおよそ3倍程度の大きさにまで拡大し、南はラスベガス・ブルバード・サウスとセントローズ・パークウェイの『M・リゾート・スパ&カジノ』まで伸びるだろう」と語っています。

コロナ禍から復活を成し遂げたと言われているラスベガス。その勢いはとどまることを知らないようです。