新型コロナウイルスによる影響で、観光業を中心に経済的にも深刻な被害を受けつつある韓国。そんな中で、外国人専用カジノを運営している『パラダイス(Paradise Co Ltd)』は、2022年3月のカジノ収益が前月比11.8%増の190億2000万ウォン(1560万ドル)となり、回復傾向にあることを発表しました。
テーブルドロップなども回復傾向に
これは、同社が韓国の証券取引所に提出した報告書で明らかとなったもので、2022年3月の収益は、テーブルゲームによる収益が169.0億ウォン(約1390万ドル/10.4%増)、スロットなどのマシンによる収益が21.2億ウォン(約170万ドル/24.8%増)で、それらを合わせると、前月比で11.8%の伸びとなる190億2000万ウォン(1560万ドル)となったようです。
また、カジノの客足と、その盛況ぶりを推し量る指標の1つであるテーブルドロップは、2022年3月度は、2022年2月度よりも23.7%高い1303.8億ウォン(1億710万ドル)となっているそうです。
新型コロナウイルスにより大打撃を受けた韓国
韓国では、2020年に国内の観光事業者の売上高が前年に比べ7割近く落ち込んだと発表がありました。観光業の従事者数も約3割減り、特に旅行事業者は売上高が95%減と大幅なダウンとなりました。
当初想定されていたよりもはるかに長く、新型コロナウイルスによる影響が続いている韓国。
カジノ業界でも全社が苦戦を強いられている状況となっているものの、2022年4月1日からワクチン接種済みの外国人観光客に対し、韓国当局が7日間の強制検疫要件を解除したことで利用者が増え始めているようです。 今後の数ヶ月で大幅な回復を見込めるとパラダイスは予測しており、同社が運営するソウルの『パラダイスウォーカーヒル』、『済州グランド』、『釜山カジノパラダイス』、『パラダイスシティカジノ』の4つのカジノでも、徐々にコロナ禍前の状況へと客足が戻っていくと期待しているそうです。
【関連記事】韓国にある「パラダイスシティカジノ」の魅力【世界のカジノエリア紹介】
世界各地のカジノに関する売上が回復しています。韓国でもパラダイスを中心としてどこまで新型コロナウイルスの影響から復活できるのかに注目が集まっています。
※写真は「パラダイスシティカジノ」公式HPより引用