日本を始めとして、世界各地でハードロックカフェなどを展開している『ハードロックインターナショナル』が、イリノイ州ロックフォードで運営している臨時カジノをこのほど閉鎖すると発表しました。
閉鎖後は、より大規模で魅力的な新カジノに生まれ変わると公表しています。
正式承認までにいくつかの課題が残されてはいるものの、これまでハードロック社は、イリノイ州ゲーミング委員会から要求された課題をクリアしています。
同社の会長であるジム・アレンも「3億1000万ドルもの巨費を投じるこの新カジノプロジェクトにおいては、建設段階で1200人の常勤雇用を、さらに開業後も1000人分の雇用を提供する見通しです」と語るなど、同委員会からの正式承認を得るべく、これまで以上に意欲を見せています。
また、新カジノに先駆ける形で試験的に運営されていた同社の臨時カジノは、アナログのテーブルゲームがなく、その代わりに設置された625台もの最新型のスロットマシンと電子テーブルゲームが好評に。イリノイ州に11あるカジノの中で7番目に高い収益をあげることになりました。
実際、運営が開始された2021年11月と12月には846万ドルの収益を上げているほか、最初の22日間だけでも414万ドルの収益を獲得しています。
臨時カジノであるとはいえ、このような成果をあげられたことは、同社がロックフォードで本格的なカジノ事業を展開し、それを成功させる可能性を感じさせるものであったと、ゲーミング委員会は報告文書の中で記しています。
なお、こうした新カジノの開発・開業に向け、ハードロックインターナショナルは、ジェノ・イアフラテ社長を新カジノプロジェクトの責任者に任命しています。
新しい形のカジノを展開しようとしているハードロックインターナショナル。今後も、注目をしていきます。