世界中でカジノを運営してるMGMリゾーツってどんな企業なの?【簡単解説】

「世界で最も賞賛される企業」の1つに認定される

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大阪府・市が夢洲地区におけるカジノを含む統合型リゾート(IR)の事業者にアメリカの『MGMリゾーツ・インターナショナル』と『オリックス』の共同事業体に決定したことを正式に発表しました。

『オリックス』に関してはCMなどで見かけることもあって知っていても、『MGMリゾーツ・インターナショナル』とはどんな会社なのか知らない人は多いのではないでしょうか?

『MGMリゾーツ・インターナショナル』は、アメリカの株式市場における重要な指標のS&P500の構成銘柄にも採用されている世界的な優良企業です。統合型リゾート(IR)施設を世界の各地で開発、運営していて31ものリゾートブランドを展開しています。各国で、「Focused on What Matters: Embracing Humanity and Protecting the Planet(人間性を尊重し、地球を守る)」という理念のもとに運営をしている企業です。世界的に有名なFORTUNEマガジンで「世界で最も賞賛される企業」の1つとして認定されています。

さらに日本では、『日本MGMリゾーツ』が日本法人として2014年9月に設立されています。2019年1月には大阪オフィスを大阪市北区中之島に開設して、大阪府・市との協議を進めてきていました。『日本MGMリゾーツ』は、地域のお祭りへの参加などを通じて、日本の伝統や文化への理解を深める活動を続けてきました。さらに、外交官として長く日本で活躍している『ジェイソン・ハイランド』さんを社長として迎えています。こういった努力が実り事業者を勝ち取れたようです。

今回の大阪府・市による選定について、『MGMリゾーツ・インターナショナル』の社長CEOの『ビル・ホーンバックル』さんは、「大阪をワールドクラスの観光地として確立しゲートウェイとしてのIRを通じて、日本の豊かな文化と歴史を世界にアピールできる機会に一歩近づけたことは、非常に喜ばしいことです。今後、大阪府および大阪市と緊密に連携し、大阪の皆様が誇りに思うことのできる、象徴的なIRの実現に向けて尽力してまいります」と話しています。

今後『MGMリゾーツ』は、オリックス、大阪府・市とともに区域整備計画を作成し、2022年4月頃に国に提出する予定です。