ハードロック・インターナショナルとゲテルナグループは2026年から正式にギリシャでのパートナーシップを開始して、アテネに計画中の新カジノ施設「ハードロックカジノアテネ」のオープンに向けて共闘することを発表しました。
アテネの美しい街並みが見えるカジノを想定
これは、両社がプレスリリースなどで発表したものです。
今回の「ハードロックカジノアテネ」は10億ユーロの開発予算を投じ、世界最高峰クラスのカジノフロアに加え、ハイクラス向けのコンベンションスペースや、最先端の技術を盛り込んだエンターテインメント会場を予定。さらに、世界トップクラスの人気ブランドが軒を連ねるショップエリアや飲食施設のほかスパ施設やプールコンプレックス5つ星の高級ホテルが建設される豪華なものになるそうです。
同施設は2023年に起工し、その後は約3年の時間をかけて開発・建設後、2026年中にはオープンできる見通しとのことです。
16万平方フィートを超えるという巨大なカジノには2000台の電子ゲーム機に加え、200のゲームテーブルが設置予定。3000人ほど収容可能なライブシアターは、屋外ステージへの拡張性などもあり屋外タイプのイベントでは10000人以上を収容できるなど、野外フェスなどへの活用が期待できるとしています。
また、ホテル部分は1000室以上の客室、総ベッド数3000を越える規模となるほか、すべての客室からアテネの美しい街並みが見えるだけでなく、象徴的な観光スポット・パルテノン神殿なども見ることができるという景観の良さが魅力だといいます。
多くの雇用創出も予定
こうした一連の開発について、ハードロック・インターナショナル会長のジム・アレン氏は、「今回、ゲテルナグループと強力なタッグを組みアテネという素晴らしい街で、我々のビジネスを展開できることに興奮しています。また、我々はこの開発によって3000人ほどの正規雇用を予定しています」とコメントしています。
アメリカを中心に、コロナ禍を乗り越えてさまざまなカジノ施設の建設が世界中で報告されています。 日本も乗り遅れないように、一刻も早いカジノを含む統合型リゾートの開発が期待されるところです。