建設中の「ハードロックブリストルカジノ」で200人のスタッフを採用へ

今後600人程度までの雇用を想定

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「ハードロック・ブリストル」は、現在建設中のIR施設「ハードロック・ブリストル」の仮設カジノのオープンを前に、現地の人を中心に200名ほどの人員確保をすると発表しました。

ハードロック・インターナショナル傘下の「ハードロック・ブリストル」は、現在バージニア州に建設中のカジノリゾート『ハードロック・ブリストル』で、200名のスタッフを採用すると発表しました。

「ハードロック・ブリストル」オープンまでに多くの採用を予定

もともと『ブリストルモール』があった場所を転用する形で、3億ドルの費用を投じて現在建設中のカジノとなる『ハードロック・ブリストル』。

2022年7月に予定している仮設カジノのオープンに際して、地元の住民を中心に様々な職種のスタッフを募集しています。

その中から、既に200名の採用が決定したとのことです。「ハードロック・ブリストル」は2025年の正規オープンまで約3年の期間がありますが、その間に建設工事が仮設カジノの運営と並行して進められるためフルタイム・パートタイムの従業員が600人ほど必要になると見られています。

こうした積極的な採用について、同社の社長をつとめるアリー・エヴァンジェリスタ氏は、地元メディアの取材に対し、「雇用、雇用…そして雇用。私たちの仕事は、多くの人々を雇い入れることです。既に今の時点で200人を採用した実績を、こうした形で多くの人々にお伝えできることに、私は興奮を抑え切れません」とコメントしています。

職が無くなったギャンブル業界の経験者の確保も

自社の雇用について、同氏がメディアに対してこれほどまでに興奮気味に語る背景には、アメリカにおける二大カジノ市場であるラスベガスとアトランティックシティで、いまだにコロナ禍以前の雇用水準にまで回復しきれていないという事情があります。

地元での積極採用をしながらも、職が無くなったギャンブル業界の経験者に対して広くPRすることで、より優秀なスタッフを確保する狙いもあると推測されます。

なお、2022年7月にオープンを予定している仮設カジノには、30000平方フィーとの敷地に、およそ900台のスロットマシンと20台のテーブルゲームおよびスポーツブックが設置される予定です。

同社では仮設カジノを運営する人員を中心に採用していますが、正規カジノのオープンのための人材育成を見越し、ホテルやカジノ運営部門、飲食、顧客サービス、IT・財務・人事・会計などの総務など、主要な5部門の人員を積極的に採用していくそうです。 地元から積極的に人材を採用するケースは、今後日本でもカジノが開業した際にお手本にすべき点となりそうです。

※画像は「ハードロック・インターナショナル」公式サイトより