韓国の証券会社・新韓インベストメントには、2022年6月以降に日本人の旅行客が復活すれば、韓国のカジノ業界が急激に収益を回復していく見通しであることを発表しました。
日本と韓国の航空路線を復活できるよう調整
これは、同社のアナリストであるチ・インヘ氏によるレポートで公表されたものです。
それによると、韓国でIRを運営する事業者は、日本人観光客が再び増えることが予想される2022年6月以降に業績を回復する見通しだとしています。これは、韓国の尹新大統領が、中断している日本と韓国の航空路線を復活できるよう、日本側に協力を求めていることも関係しています。
とりわけ、そうした事業者の中でも「PARADISE CITY CASINO」が最も恩恵を受ける見通しであると、同社では分析しているそうです。
その理由は、もともと「PARADISE CITY CASINO」は海外からの観光客のうち日本人を対象とするサービスに強いスタイルのビジネスで、インヘ氏のレポートでは「PARADISE CITY CASINO」は先行者利益を確保する目的で、既にマーケティング担当者の一部を日本に派遣していると公表しています。
もともとコロナ禍前の2019年には約12万便あった旅行便が、2021年には1万便未満に激減。それによって観光客も減ったことから、カジノ業界をはじめとする韓国の観光・エンターテインメント業界は深刻な打撃を受けていました。
日本人から人気のPARADISE CITY CASINO
「PARADISE CITY CASINO」は、コロナ禍前の2019年のデータでVIPドロップ全体の約35%、テーブルドロップ全体の40%以上を日本人客が占めるというデータが出ています。
日本人スタッフも多く、日本からのインバウンドに強い運営スタイルであったため、新型コロナウイルスによる打撃も大きくなりました。
インヘ氏によるレポートでは、「流動的な要素があるため、公式発表を待つ必要がある」としながらも、2022年6月には日本と韓国の間で通常通り旅行便が再開される見通しが強くなり、政財界でもその期待値が急速に高まっているといることを報告しています。
気軽にカジノを楽しむことができる韓国。旅行便が復活すれば、多くの日本のカジノファンが韓国に訪れることになりそうです。
※画像は「PARADISE CITY CASINO」公式サイトより