マカオのカジノを含むIR「ギャラクシー・マカオ」が第3フェーズを段階的にオープンへ

アリーナではK-POPアーティストのワールドツアーの開催を予定

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マカオにあるカジノを含む統合型リゾート「ギャラクシー・マカオ」が、「第3フェーズ開発部分」についてオープン予定などを発表しました。

マカオにあるカジノを含む統合型リゾート「ギャラクシー・マカオ」を運営するギャラクシー・エンターテインメント・グループは、建設が完了していたものの新型コロナウイルスの影響で手付かず状態だった「第3フェーズ開発部分」について、2023年第2四半期をめどに順次オープンさせる意向であることを発表しました。

マカオのカジノ業界において、さらなる発展に尽力する意向

これは、ギャラクシー・エンターテインメント・グループが、オンライン会見で報道機関に向けて公表したものです。

「ギャラクシー・マカオ」の第3・第4フェーズにおける開発の軸となるのは、およそ3000の客室となる8つの新ホテルの建設です。そのうち、高級ホテルとなる「アンダーズ・マカオ」については「市況次第でオープンを検討」という形にとどめました。

附帯施設である「ギャラクシー・アリーナ」と、高級ブランドホテル「ギャラクシー・マカオ・ラッフルズ」については、段階的なオープンを目指すことを名言。このうち、「ギャラクシー・アリーナ」については、すでにK-POPアーティストのワールドツアーの開催を予定しているとのことです。

しかし、コロナ禍による打撃により、現在マカオでは観光産業を中心に深刻な人手不足となっています。実際にギャラクシー・エンターテインメント・グループも、第3フェーズの稼動に際しては、新たに700人のスタッフを雇用する必要があることを説明しているそうです。

そうした点も考慮した上で、同会見でギャラクシー・エンターテインメント・グループは、今後10年間に284億マカオパタカ(約4771億円)の追加投資を行う予定としています。

それらの投資を、人材獲得やテーマ性のあるアミューズメント施設、文化・芸術振興などの要素を持ったものに振り分けるとのことです。「ギャラクシー・マカオ」は自ら牽引役となり、マカオのカジノ業界のさらなる発展に尽力する意向であることを強調しています。

記者の一言メモ

新型コロナウイルスの影響から、徐々に回復しているマカオ。多くのカジノ施設が運営している中でも、特に「ギャラクシー・マカオ」は人気が高いだけに今後の動向が気になるところです。

【参照】IAG「Galaxy Macau Phase 3 to open progressively from 2Q23」

※画像は「ギャラクシー・マカオ」公式HPより