2022年8月8日、オーストラリアの「クラウンリゾーツ・シドニー」が、カジノをオープンしました。非ギャンブルエリアの設置・開業からおよそ2年をかけ、ようやくギャンブルエリアのオープンへと漕ぎ着けたことになります。
「クラウンリゾーツ・シドニー」が各種調整を行いオープンへ
もともと「クラウンリゾーツ・シドニー」の開業にあたっては、カジノなどのギャンブル施設を抜いた状態で、宿泊・飲食施設などが2020年にソフトオープンしていました。
Today, Crown Sydney adds to its line-up of world-class restaurants for locals and guests to enjoy. Teahouse and Noodle 88 will join the exciting mix of internationally renowned chefs and Sydney favourites opening their doors in December 2020. More here https://t.co/PQsxUhITEZ pic.twitter.com/HDHo9N9zhw
— Crown Resorts (@CrownResorts) September 8, 2020
しかし、その後はマネーロンダリングへの関与疑惑や、マカオを拠点とするIR企業・メルコリゾーツ&エンターテインメントがクラウンリゾーツ株の19.99%を保有している点などが問題視されることに。
監督機関である、ニューサウスウェールズ州独立酒類・賭博局 (ILGA) が同施設のカジノライセンス取得に待ったを掛け、カジノ施設はオープンすることができないままとなっていました。
「クラウンリゾーツ・シドニー」が、ニューサウスウェールズ州独立酒類・賭博局からの提言を元に、ライセンス取得のために各種調整を行いようやく暫定ライセンスが許可されオープンとなりました。
VIPルーム「クリスタルルーム」もオープンへ
なお、「クラウンリゾーツ・シドニー」には、「クリスタルルーム」と「マホガニー ルーム」という2つのVIPルームが設置されますが、今回遊べるようになったのは「クリスタルルーム」のみで、「マホガニールーム」のオープン時期については現在のところ詳細が明かされていません。
今回オープンした「クリスタルルーム」は、オーストラリア初の本格的なVIP向けカジノルームということもあり、贅を尽くした内装や調度品が特徴でカジノから見える美しい景観も大きなセールスポイントとなっています。
また、ギャンブル設備としては160 のテーブルゲームに加え70の電子ゲーム、さらにはプライバシーに配慮したサロンなども併設されているそうです。