チェコで歴史的建造物とカジノを嗜む【世界のカジノエリア紹介】

007シリーズ「カジノ・ロワイヤル」の舞台になったカジノも

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チェコ共和国はドイツやオーストリア、ポーランドなどに隣接した、ヨーロッパのほぼ中央に位置する国です。首都プラハは百塔の町と呼ばれ、世界遺産に登録されたプラハ城をはじめ、数々の歴史的建造物が残る欧州でも人気の観光地として知られています。

チェコでは、プラハだけでもいくつかのカジノが営業しています。タイプもさまざまで、たとえば、『カジノアトリウム・ヒルトンプラハ』はビジネス街に位置しており、ホテルは全791室、フルサービスのスパや屋内プール、バーやレストランなどを備えた豪華な施設です。場所柄、出張などで訪れたビジネスマンに人気の施設となっています。

こうした大型施設がある一方、アットホームなカジノも何軒かあります。『リバイスターカジノルカ』や『リバイスターカジノルジニ』、『カジノアドミラルクレオパトラ』などはショッピングセンターの中に設置されていて、ゲームセンターのような感覚で気軽に遊びに行くことができます。

チェコのカジノで遊ぶルールは?

年齢制限は18歳以上で、パスポートチェックがあるため必ず持参しましょう。また、ドレスコードは特に設けられていないので、カジュアルスタイルでも入場できます。チップの習慣があるので、大きく勝った場合にはディーラーに1割程度を渡すのが楽しく遊ぶルールとして知られています。

ちなみに、2020年9月14日、ギャンブル依存症を助長するとの理由から、プラハ市議会によってカジノにあるスロットマシンと電子ギャンブルマシンの全面禁止が承認されました。これによって、2024年以降はプラハのカジノからスロットマシンなどが撤去される予定です。とはいえ、対象はゲームマシンだけなので、カジノそのものがなくなるわけではありません。

チェコには歴史的な建造物となっているカジノ施設もあります。プラハの北西に位置する保養地カルロヴィ・ヴァリにある『グランドホテル パップ』は、創業が1701年の高級ホテルで、多くの著名人が訪れたことでも有名です。音楽家のJ・S・バッハやベートーベン、ワーグナーなども滞在したと伝えられています。

近年では、映画007シリーズの『カジノ・ロワイヤル』(2006年、監督 – マーティン・キャンベル)の撮影が行われたことでも有名です。客室は全 117 室で、ネオバロック様式の外観に、施設内はフレスコ画とシャンデリアで装飾され気品あふれる造りになっています。カジノのほかに、レストランやバー、会議室、サウナ、屋内プール、医療施設のあるスパ、フィットネスジムなど設備も充実しています。現在もホテルとして営業中で、ぜひともチェコにカジノ旅行をした際には訪れてみたいスポットとなっています。

チェコとは

チェコは中央ヨーロッパに位置する内陸国で、首都はプラハです。中世の雰囲気が漂うプラハは、美しい建築と豊かな文化遺産で知られ、多くの観光客が訪れています。

またチェコはビールの消費量が世界で最も多い国の一つで、ビール文化が深く根付いています。