第26回参院選が公示され、初日となる2022年6月22日に大阪を中心に立憲民主党の議員がカジノ反対を訴えかけました。
菅直人氏は「カジノをやっても儲からない」
大阪の梅田にあるヨドバシカメラ前に現れたのは、大阪特命担当に任命されている菅直人最高顧問です。
菅氏は大阪で選挙を戦う立憲民主党候補者の応援に駆けつけ、地元で圧倒的な強さを見せている日本維新の会を牽制する形で、「日本の政治にとって大きな曲がり角になる」などと声を張り上げました。
また、一貫してカジノを含む統合型リゾートの誘致計画に反対している管氏は改めて「今カジノをやっても儲からない。赤字が増えるだけ」と説明。日本維新の会が推進しているカジノ誘致を批判し、コロナ禍の中で意味がない政策だとしました。
その上で、「いまさら引き返せない。だから話を変えようとしている」とコメントしています。
さらに、エネルギー問題などにも言及し、立憲民主党の議員への応援を呼びかけました。
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辻元清美氏は「カジノはいらん!」
また、立憲民主党新人として出馬する辻元清美氏は、地元の阪急高槻市駅北側広場で出発式を行いました。
辻本氏は「カジノはいらん!」と声を張り上げ、こちらもカジノ誘致の反対を訴えかけています。
辻本氏は、2021年10月の衆院選では、日本維新の会新人に敗れ比例復活もできませんでした。雪辱を果たす意味で参院への鞍替えを決断。こちらも、日本維新の会が推し進めるカジノ誘致に反対を表明しています。
選挙での大きな争点として、「カジノを阻止できるか」と話している辻本氏。さらに、女性議員を増やすことなどを訴えかけています。
カジノを含む統合型リゾートの誘致計画の中で、大本命と言われている大阪。はたして、今回の選挙でどういった府民の判断が行われるのか?注目です。