大阪府知事選の立候補予定者たちが、カジノを含むIR誘致について議論

大阪府知事選の政策討論会が開かれ4名が議論を展開

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大阪府知事選の立候補予定者たちが、カジノを含むIR誘致について議論

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大阪で行われる「ダブル選」について、知事選の政策討論会が開かれました。立候補予定者4名が出席して、カジノを含む統合型リゾートの誘致に関して議論しています。

カジノを含む統合型リゾートの誘致計画を進めている大阪府・市では、任期満了に伴う「ダブル選」が行われる予定となっています。大阪府知事選挙と大阪市長選挙となり、2023年4月9日を投開票として準備が進められています。

吉村氏は府と市が一体となって進めていく成長戦略の一つと強調

大阪のカジノ誘致に関しては、候補地を「夢洲」として、事業者には、「日本MGMリゾーツ」と「オリックス」を中心に設立した「大阪IR株式会社」を指定。現在は、国に対してIR整備計画案を提出し、審査の結果を待っているところです。

大阪では、今回の「ダブル選」に関して、カジノを含む統合型リゾートの誘致が大きな争点になっています。

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2023年3月20日には、大阪府知事選の政策討論会が開かれ、立候補予定者が4名出席しました。今回の選挙において、経済成長などと共にカジノを含む統合型リゾートの誘致に関しても議論が行われています。

今回、討論会に出席したのは、現職で「大阪維新の会代表」の吉村洋文氏、元参院議員の辰巳孝太郎氏、法学者の谷口真由美氏、歯科医の吉野敏明氏です。誘致計画を推し進めている吉村氏は、府と市が一体となって進めていく成長戦略の一つと位置づけ、カジノを開業した際の経済効果を説明しました。依存症対策にも取り組んでくとして、今後の大阪の発展のためにもカジノ誘致が有効であるとしています。

一方で、他の3人は反対の態度を表明し、候補地となっている夢洲に関して土壌汚染など課題をあげています。また、ギャンブルで観光客を呼ぶのはおかしいなどの意見も出て、一貫して誘致には反対を提示しています。

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知事選については、この他に執筆業の稲垣秀哉氏、薬剤師の佐藤さやか氏の2名も立候補を表明しています。

記者の一言メモ

今回の大阪で行われる「ダブル選」については、これまでになかったカジノを含む統合型リゾートの誘致計画が大きな争点となります。今後、日本でカジノを開業していく中で、大きな転換点となりそうです。

【参照】産経新聞「IR巡り論戦 大阪府知事選の立候補予定者が討論」