カジノを含むIRの誘致計画で活躍、佐世保市の朝長市長が2023年市長選は不出馬を表明

重要人物の不出馬は地元でも大きな話題で各メディアが報道

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佐世保市の朝長市長が2023年市長選は不出馬

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長崎県佐世保市の朝長則男・市長が、2023年に行われる市長選は不出馬を表明。カジノを含む統合型リゾートの誘致計画のキーマンだけに、影響があるのか注目されています。

長崎県佐世保市の朝長則男・市長が、2023年4月に行われる市長選挙に立候補しないことを表明しました。

朝長市長は、「高齢リスクは避けられない」と理由を表明

これは、朝長市長が2022年11月28日に行われた定例会見で発表したものです。長崎県では、運営を行う企業体となる「KYUSHUリゾーツジャパン」を設立して、事業者には、「カジノオーストリアインターナショナルジャパン」(CAIJ)を指名して誘致計画を行っています。

候補地は、アミューズメント施設として有名なハウステンボスで、現在もさまざまな調整を行っています。

朝長市長は先頭に立って、カジノを含む統合型リゾートの誘致計画を進めていました。それだけに、今回の不出馬に関しては、地元のテレビ局や新聞も大きく取り上げています。

2007年に初当選して、現在は4期目となる朝長市長は、「高齢リスクは避けられない」と理由を表明。これまでは、会見で「認可がどうなるのかということ」「IRの結果を見た上で判断したいと思っております」と発言していました。

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候補地のハウステンボスは香港の投資ファンドに売却

長崎の誘致計画では、候補地のハウステンボスが、運営元だったHISから香港の投資ファンドに売却されることが決定するなど、さまざまな動きが出はじめています。

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ハウステンボスの売却を巡って、佐世保市の朝長市長がHIS社長と2022年8月初旬に面会していたことがわかりました。

ハウステンボス売却で市長が面会

長崎県は2022年4月に、国に対してカジノを含む統合型リゾートの「区域整備計画」の認定を申請しています。

本来であれば、2022年秋頃には可否が判明すると言われていましたが、現在も結果は公表されていない状況です。

はたして、朝長市長の勇退は、誘致計画に対して影響があるのか?今後も、注目していきます。